Bさん「ところで、このデータで、最も多く仕事するのはどこの国の男性なんだい?」

Aさん「トップは言わずもがなの日本男児で、426分(1日平均、勤務時間と通勤時間の合計)。これにメキシコと韓国が続く。ちなみに最も少ないフランス人男性は、199分で日本人の半分以下」

Bさん「ということは、毎晩帰りが遅く疲れて家のことをやらずに一人先に寝てしまう日本人男性と、一緒に夕飯を食べ家事も分担し共に寝てくれる旦那像を持つフランス人女性では、国際結婚が成立する可能性はほぼゼロってことだ(笑)」

日本女性はスーパーウーマン

Aさん「さて、今度はOECD国際比較データで日本の女性の現状を見てみよう。まず、最初に注目すべき点は、29ヵ国の女性(OECD26ヵ国+中国・インド・南ア)の中で、最も睡眠時間が短いのは日本の女性(1日平均456分)だそうだよ」

Bさん「なるほど睡眠時間を削って頑張ってるんだ。それで家業(家事・買物・育児・介護)の時間は?」

Aさん「29ヵ国中7番目で288時間、これは、最も短いノルウェー人女性の2倍で、アメリカ人女性の1.5倍。ちなみにベスト3は、メキシコ、インド、トルコの女性」

Bさん「なるほど、家での負担がかなり大きいんだね。それで仕事(勤務+通勤)の時間は?」

Aさん「29ヵ国平均の184分を上回る199分。隣国の中国人女性(266分)や韓国人女性(209分)より少ないけど、欧米の6割以上の国々の女性平均より多い」

Bさん「なるほど、日本の女性はスーパーウーマンだ。睡眠は最短で、家でも外でも世界有数の働き者」

Aさん「つまり日本は男女不均衡社会。昔のように男は仕事で女は家業なら、まだ均衡がとれていたけど、今は、男は仕事、女は仕事+家業だ。天秤に例えるなら、女性が重たく床につく寸前まで下がり、男性が上に軽く浮いてる感じ」

Bさん「ということは、将来、管理職も含め女性の社会進出がもっと進んで、①女性の仕事時間が現状の1日199分から男性の426分に近づく、②男性は今と変わらず長時間労働で家のことはほとんどしないと仮定すると、さすがのスーパーウーマンも疲れ切ってしまうね。睡眠、食事・趣味、人付き合い等の時間を削ったとしても限界はあるし……」