「連続接続表現」とはどんなもの?
一文が50文字以内にならない犯人、それが「4.連続接続表現」なのです。
「連続接続表現」とは、たとえば、「〜ものの」「〜ほか」「〜するなど」などの表現です。
これらの言葉を使って話してしまうと、あっというまに一文50文字以上になってしまいます。
たとえば、
「昨日、弊社は新商品の発表会を開催し、あいにくの大雨という悪天候であったものの、全国各地から200人を超えるみなさまにお集まりいただいたうえ、商品の発売前予約申込数が200を突破したほか、新規の販売代理店50社が加わるなど、うれしい結果となりました。」
という文です。
こういうときは、「ものの」「~したほか」「など」という連続接続表現を使った部分で、一度「。」をつけ、文章を終わらせて話しましょう。
そうするとこうなります。
「昨日、弊社は新商品の発表会を開催しました。
当日はあいにくの大雨という悪天候でした。
しかし、全国各地から200人を超えるみなさまにお集まりいただきました。
商品の発売前予約申込数が200を突破しました。
加えて、新規の販売代理店50社が加わりました。
すると、こうしたうれしい結果となりました。」
いかがでしょうか?
このほうがシンプルですよね。
シンプルなことは、聞き手にとってわかりやすいだけではありません。
話し手であるあなたにもいいことがあります。
前者の悪い例では、話しているうちに自分でも何を言いたかったのかわからなくなってしまう恐れがあります。
しかし、後者の例は自分でも覚えやすく話していて混乱することがありません。
さらに、一文が長くなる原因の犯人がいます。
もしかしたらこちらのほうがついやってしまっているという方が多いかもしれません。