思い切った開放政策で
外国人観光客を増やす

――他に政府がやるべき消費を刺激し、内需型の産業を元気づける政策はあるのでしょうか。

 やはり多くの外国人の方に日本に来てもらい、観光してもらって消費をしてもらうことではないでしょうか。ましてや円安なので、この機会に日本は一気に開放政策をとって、より多くの外国の方に日本に来てもらうようにするべきでしょう。

 日本に来てもらえばリピーターになってくれると思いますよ。魅力的な要素が日本にはたくさんある。日本の良さは、優れた商品を生み出すということだけじゃなくて、治安の良さ、それからホスピタリティです。

 それを見れば、日本に対して必ずしも良いイメージを持っていない国の人でも、一度、日本に来てみれば、「日本は学校で教えられたような国ではないじゃないか、全然違う」ということはすぐに分かると思います。こういうことが分かるだけでも、国益につながると思います。

――確かに、10月から免税対象品目が全品目に拡大してから、御社や百貨店などは非常に大きなメリットを得ていると聞きます。

 それはもう、一部の都内の店はものすごい勢いですよ。でもこれは初動に過ぎません。まだ実態として、免税品対象品目が拡大したことを、知らない人が多い。来店された外国人観光客の方に説明すると、「えっ!」と驚かれます。

 初めて日本に来る観光客の方の多くは、添乗員が案内するようなパック旅行でやって来る。だから、観光客の方が自由に買い物するのはアフターディナーの自由時間。でもその時間帯は夕方から夜なんです。その時間帯に、いろいろな分野の商品を揃えている店が、当社くらいしかないということなんでしょう。当社はたまたま、パックツアーで来られた外国人観光客の買い物需要の受け皿になっているのです。

 思い切ってビザ発給条件を緩和したり、誘致策を大胆にとるべきだと思います。成田と都内とのアクセスを良くするなど、オリンピックまでにやるべきことはたくさんある。