英語力以上に重要なのは、
オープンで前向きな姿勢

秋山 さて、これからの働き方ですが、やはりある程度の英語力って必要ですよね。

岡田 はい。「たかが英語、されど英語」だと思います。もちろん、英語力だけじゃないと思いますが。

秋山 コミュニケーション全般の力ですか?

岡田 そうですね。英語力以上に「オープンで前向きな姿勢」が重要です。相手に興味をもつのはもちろん、相手の話を受け入れて、そこから話を展開できるかどうか。たとえば、挨拶。オープンでいい関係は、秋山さんが聞いてくださるように「質問」が出ますよね。互いに乗ってきたら相手の目を見てどんどん聞くじゃないですか。これは日本でも海外でも同じです。

秋山 外国人とミーティングするときに自分よりも格段に英語が上手な人がいるとちょっと躊躇しますよね。自分もそうだからすごくよくわかる。つい任せてしまい、無口になってしまいます。

岡田 僕も昔は英語コンプレックスがありましたが、とあるボスのひと言で自信をもつことができました。「HYOGOはすでに英語ができる。一番重要なのは何を話すか。それ以上に、どうディシジョン(決断)してどう進めていくかだ。だからそんなに気にするな。アメリカンでもブリティッシュイングリッシュでないのはわかるし、それがHYOGOの魅力だ」と。これには感動しましたね。

秋山 日本人は英語でも完璧主義ですよね……。

岡田 英語が苦手だという人に、とっておきの秘策を伝授しましょう。ミーティングには10分前に行くようにするんです。10分前に行くと、早く顔を出す人と挨拶できるじゃないですか。そこで誰か来たら「Nice to meet you!」「Good morning!」「Good afternoon!」と挨拶するんです。これには2つに目的があって、1つは、こうした軽いコミュニケーションで口を滑らかにする。2つ目は、ミーティング前から自分の存在を印象付ける。たったこれだけのことでずいぶんと、存在感を出しつつ周りと会話し易くなる効果があるんです。