取り返しのつかない大炎上に……?
「安易なスクショと拡散」文化の深刻さ

 スクショに関する怖さは、次のようなエピソードからもうかがえる。

「FBで共通の友人がいる女性からDMで自撮り写真が送られてきて、『どう思いますか? コメントをください』と言われた。無下にもできないので褒めて返したら大量のメッセージが来るようになり、困って放置するようになった。そうしたら、『無視を続けるのであれば、もらったメッセージをスクショして晒す』と言われて……。本当に困った」(25歳・男性)

「サークルのメンバーでつくっているLINEのグループで面白いやり取りがあったときに、メンバーの1人がスクショを撮ってTwitterで公開していた。個人情報にあたる内容があったかは覚えていないが、鍵をかけていないアカウントだった。特に炎上するような内容ではなかったけれど、内輪ネタを勢いで拡散するノリがちょっと疑問」(22歳・女性)

「あまりITリテラシーの高くない女友達から、婚活アプリでやりとりしている男性のプロフィールページやアプリ内メッセージのスクリーンショットが多数送られてきた。会員限定でしか見られないはずの情報がこうして簡単に流出するから、怖いと感じた。さらに、もし自分がそういうアプリを使っていたら、外部に晒され、その人のスマホがウイルスに感染した場合は世界中に晒されるのだろうと想像すると、本当に恐ろしいと思う」(29歳・女性)

「不倫相手の女性とのLINEのやり取りをスクショし、鍵をかけないTwitterアカウントでつぶやいている男性を見たことがある。彼はなんと、同じアカウントで自分の子どもの顔写真をアップしていた。家族や知り合いにバレる可能性や、子どもが傷つくことをなぜ考えないのか、不思議に思った」(32歳・男性)

「同級生の男女でつながっているグループに、デートした女性とのLINEのやり取りを載せて『この反応どう思う? いけると思う?』と投稿した男性がいた。女性のアカウントは伏せられてなかったし、もし自分がやられたら……と思ったらゾッとした」(26歳・女性)

 いくら自分がセキュリティ管理をしていても、メッセージのやり取りをした相手に内容を晒されてしまっては元も子もない。「重要な情報や機密情報は極力チャットツールではやり取りしない。晒される懸念のある問題が起こりそうなオンラインでの議論の類いは、なるべくオープンな場に持ち出すか、電話や対面に移すことで、流出のリスクをヘッジするように気をつけてはいます」(35歳・男性)と回答した人がいたが、ビジネス上だけではなく、プライベートでも同じような危機管理が必要なのではないか。

 顔を見たことがない相手にも気軽にメッセージを送れる現代。あなたがDMを送っている相手は、本当に信頼できる相手だろうか。今一度、心に問い質してみてはいかがだろう。