このような家庭において、荻原さんはプラン選びのポイントを説明する。

「電気使用量の多い家庭では、冒頭で挙げた『(1)電気料金そのものが割安になる』というメリットを受けやすくなります。これまでの電気料金は、『使えば使うほど割高になる』というシステムが取り入れられていました。今回の自由化により、各社は今まで割高だった部分の値下げを積極的に行っています。そのため、電気使用量の多い家庭では、このメリットを受けやすくなります」

電気使用料が多い家庭は追い風
ポイント還元も見逃せない

 エネチェンジの試算によれば、この世帯で「ENEOSでんき」のプランに替えると、年間の電気代が9224円節約になる。さらに、「今だけ早割」が適用されて2000円の減額となる。一方、東京ガスの「ずっとも電気1」というプランに替えた場合、年間の電気代は6351円下がると想定できる。

 東京ガスの「ずっとも電気1」では、それに加えてガス代のセット割引が適用され、年間3240円の減額となる。さらに、指定のプロバイダを契約すれば、インターネット料金も年間3888円安くなる。これらは同じく「(2)他のサービスが割引になる」というメリットだ。

 そのほか、東京ガスでは「Tポイント」や「楽天スーパーポイント」などに交換可能なポイントも還元される。これが、「(3)各種ポイントに還元される」というメリットである。ポイント還元は、加入時と年間で3000円近くに上ると試算され、すべてをトータルすると、年間で16万2426円の節約(エネチェンジ試算)になると推測される。

「ENEOSでんき」でも、電気代に加えてガソリン代の割引があり、トータルで1万1858円ほどの節約が考えられる。このように、1つのプランの中に色々なメリットが融合されて、トータルでの節約額で各プランを比較することとなる。

「自分のライフスタイルに対し、どれが魅力的なプランか考えることがポイントです。たとえば昭和シェル石油の『ドライバーズプラン』では、電気代の割引はあまりないのですが、ガソリン代がリッターあたり10円安くなるケースがあります。日常的に車を使う方なら、こちらの方がおトクになるかもしれません」

 一家庭での平均的なガソリン使用量から、月々の値引き額をエネチェンジで計算した場合、『ドライバーズプラン』で年間1万320円のガソリン代節約になるという。さらにAmazonギフト券2000円なども付くため、東京ガスやENEOSとも遜色なくなる。車を使う人なら有用なプランだ。