銀座が変わる
銀座の数寄屋橋交差点に3月31日にオープンした新施設が東急プラザ銀座です。銀座エリアでも大型の施設の一つとなる同店は、世界でも有数のショッピング街に誕生しました。
銀座にはもうすでにたくさんの施設があり、今さら店舗はいらないのでは?と感じる方もいることでしょう。
しかし、銀座には今や世界中からたくさんの観光客がやってきます。商圏は日本だけでなく世界に広がっています。銀座がGINZAとして変化し始めているのです。
東急はこの店舗を東急プラザの旗艦店舗と位置づけて、「オール東急」で施設開発を進めてきました。GINZAで東急プラザはどんなコンセプトを打ち出しているのか。東急プラザ銀座のコンセプトに注目するとこれからの消費トレンドが見えてきます。
銀座からGINZAへ
数寄屋橋交差点に立つと東急プラザ銀座の建物の存在感を強く感じます。これまでの銀座にはなかったような、きらびやかにライトアップされた建物。外から見える、1Fから3Fまで直接続くエスカレーターは宇宙空間にでも行くかのような印象です。
毎日25時までライトアップされるという店の外観はこれまでの銀座らしくない、どちらかと言うと新宿や六本木のようなイメージです。
昔ながらの老舗が集まっている街というイメージを銀座と漢字で表現するとしたら、これからの銀座はまさに世界に向けて開かれたGINZA。ローマ字で表現したほうが適している街になり始めています。
インバウンド客は相変わらず街を回遊し、夜も外国人旅行者が街を歩く姿をよく見かけるようになりました。すでにGINZAは買物をする場所だけではなく、遊ぶ場所、体験する場所、楽しむ場所へと変化しているのです。
東急プラザ銀座のどのような点が、これからのGINZAを意識した施設だと言えるのでしょうか。