<解説3>
 これは2と同じでまず他人に迷惑をかけている。その点で2と同じようにダメだ。そのうえで次に、他人の指示で投票をするのはどうだろう?投票にあたって誰かに相談したり、誰かの指示を受けたとしても、最終的に自分の判断で投票をすればそれ自体は違法にはならない。だからその点では実は全く問題はない。

 いずれにしても携帯電話で通話しながらの投票は「秩序を乱す行為」に認定されることになり、ここまでやるとおそらく投票所の管理者には強く注意されるか、怒られるだろう。あなたが高校生だったら、学校に連絡されてお説教くらいされてしまうかもしれない。

<事例4>
 投票中にふと隣を見たら「あっ、女優のウツクシヒメサマだ!」とあなたはびっくり。一歩下がってパシャリと女優の後ろ姿を撮影。手元の投票用紙もばっちり写ってる。「ヒメサマ発見!ゲイノウ党のオオゴショサブロウ候補に投票中なう」とさっそくツイート。これはセーフかアウトか?

<解説4>
 これは他人の投票内容を公開しているので法律的にアウト。公開されたヒメサマとトラブルになり、警察が捜査に動けば逮捕されることもあるかもしれない。逮捕されるかどうかは、ヒメサマの出方にもよるが。

 まとめると、投票所での電話などの迷惑行為はその場で強い注意を受ける。投票所で候補者の名前を口に出すなどして他の有権者の投票に影響を与えるのは、迷惑行為を超えて公職選挙法に違反する行為とされる可能性がある。第三者の投票結果の公開は場合によっては逮捕される可能性もある犯罪行為だ。いずれもよくない行為なのでくれぐれもやらないように。

ネットを使った「落選運動」の落とし穴

 実は、選挙活動というのは特定の候補者を応援することだけではない。特定の候補者を批判し落選させようとする「落選運動」も認められている。いうならば、「悪口」を広めるわけだが、この場合にメールやツイッターを使ったらどうなるか?

<事例5>
 あなたが嫌いな政治家のコウキンセコセコ氏が今回も選挙に出馬しているのを発見。大物政治家だが、何とか落選させたいと考えたあなたがさっそく、スマホで落選運動を始めた。

 街角に掲示されているセコセコ候補のポスターをスマホでぱしゃり。「この人、よくないからみんな、投票しちゃだめ。情報拡散してね」とツイート。あなたは18歳だけど、同級生の17歳の親友と、中国からの留学生の16歳の後輩もリツイートに協力。だれがセーフで、誰がアウト?