第62回
日本の決済インフラは世界最高峰に到達しつつある
宿輪純一
日本の決済インフラはリアルタイム(即時)振り込みを始め、利便性・効率性・安全性の決済の3つのポイントで現在でも世界最高水準であり、海外と比…
2017.5.24
「円安は日本にとってよいことなんでしょうか?」「日本の財政再建はどうして進まないのでしょうか」。社会人から学生、主婦まで1万人以上のメンバーを持つ「宿輪ゼミ」では、経済・金融の素朴な質問に。宿輪純一先生が、やさしく、ていねいに、その本質を事例をまじえながら講義しています。この連載は、宿輪ゼミのエッセンスを再現し、世界経済の動きや日本経済の課題に関わる一番ホットなトピックをわかりやすく解説します。
第62回
宿輪純一
日本の決済インフラはリアルタイム(即時)振り込みを始め、利便性・効率性・安全性の決済の3つのポイントで現在でも世界最高水準であり、海外と比…
2017.5.24
第61回
宿輪純一
中央銀行が資産を大量に購入するなどして官製市場となり、市場機能が止まり経済に悪影響が出ることを海外では“JAPANAIZATION(ジャパ…
2017.5.10
第60回
宿輪純一
先日ワシントンのFRB本部、IMFや世界銀行のエコノミストと面談してきたが、そこで気がついたのは、原油価格の動きをかなり重視しており、物価…
2017.4.19
第59回
宿輪純一
1997年5月のアジア通貨危機では、IMFの対応が後手に回る中、日本は財務省・日銀を中心として、アジアにおける金融先進国としてイニシアティ…
2017.4.12
第58回
宿輪純一
先月、ニューヨークとワシントンに出張してきた。FRBやIMFを始めとした主要な経済・金融関係者約20人との面談を実施してきた。そこで感じた…
2017.4.5
第57回
宿輪純一
JETROという組織を知っているだろうか。経産省所管の独立行政法人で、日本の貿易の振興を主目的とする。筆者が特に注目しているのは、その「中…
2017.3.15
第56回
宿輪純一
日銀は昨年9月、長短金利操作(イールドカーブコントロール)を開始した。これは長期金利(10年物国債金利)を「0%程度」で推移させることを目…
2017.3.8
第55回
宿輪純一
経済の歴史は政治的だと感じることが多い。特に欧州の経済統合・ユーロについてはそうだ。理論では各国は経済的に同レベルであることが基本だが、最…
2017.2.15
第54回
宿輪純一
英国のメイ首相のEU完全撤退表明後、英ポンドは大幅高になった。この動きには違和感を持った人も多いのではないか。今回の表明に際しては、離脱交…
2017.2.1
第53回
宿輪純一
本連載や宿輪ゼミにおける為替相場の分析・予想については、その後、当局や金融機関から内容についての照会を多数受けた。そこで今回は、今年当面の…
2017.1.18
第52回
宿輪純一
財務省と日本銀行が組んだ量的金融緩和=国債購入政策がまさに限界に来ている。2017年の金融政策は、日本の長期金利(10年物国債金利)のプラ…
2017.1.4
第51回
宿輪純一
金融庁が金融機関の監督・検査姿勢を大きく転換、森信親長官の名を冠した「森ドクトリン」が注目を集めている。その対象は銀行、とくに影響が大きい…
2016.12.21
第50回
宿輪純一
2017年の世界経済は見通しが難しい。それは今回ご説明するトランプノミクスの実現(米国)、EU離脱の行方(英国)、黄信号の経済(中国)、限…
2016.12.7
第49回
宿輪純一
英国のEU離脱、南欧の財政悪化など環境が複雑な欧州経済だが、よく見ると、昔から変わらない基本的な経済的な構造がいつも見えてくる。この構造を…
2016.11.16
第48回
宿輪純一
トランプ大統領誕生で「トランプショック」が発生し、金融市場は乱高下した。遡れば今年6月23日には英国での国民投票で英国のEU離脱が、これも…
2016.11.12
第47回
宿輪純一
中国人民元(CNY/RMB)の対ドルの下落が止まらないが、この今回の下落は、当面続くと考えている。今回はその根拠を解説しよう。とくに10月…
2016.11.2
第46回
宿輪純一
最近ではフィンテックという言葉を見ても目新しさを感じなくなってきたが、現段階で実用化されたものは少ないのではないか。実は、銀行をはじめとし…
2016.10.19
第45回
宿輪純一
現在、ドル安円高傾向で推移している為替相場であるが、今後、年末から来年にかけては逆にドル高円安方向に動くと予想する。今回は、その予想の分析…
2016.10.5
第44回
宿輪純一
日本銀行は金融政策を変更し「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」とした。長短金利操作とは、日銀はイールドカーブ・コントロールと言っているが…
2016.9.23
第43回
宿輪純一
現在、金融市場において最も注目されているトピックは、米国の中央銀行:連邦準備制度理事会の利上げである。それは、為替・株式をはじめ、金融市場…
2016.9.7