
最終回
日本経済は「社会主義経済化」しているのか
宿輪純一
黒田日銀総裁は最近、国内に対しては一応、現在の政策を継続するとした。そもそも中央銀行の“本当”の仕事は「上げられるときに金利を上げる」こと…
2018.3.21
「円安は日本にとってよいことなんでしょうか?」「日本の財政再建はどうして進まないのでしょうか」。社会人から学生、主婦まで1万人以上のメンバーを持つ「宿輪ゼミ」では、経済・金融の素朴な質問に。宿輪純一先生が、やさしく、ていねいに、その本質を事例をまじえながら講義しています。この連載は、宿輪ゼミのエッセンスを再現し、世界経済の動きや日本経済の課題に関わる一番ホットなトピックをわかりやすく解説します。
最終回
宿輪純一
黒田日銀総裁は最近、国内に対しては一応、現在の政策を継続するとした。そもそも中央銀行の“本当”の仕事は「上げられるときに金利を上げる」こと…
2018.3.21
第81回
宿輪純一
米トランプ大統領は、相変わらず“トランプらしい”政治を行っている。お父様がドイツ人1世のトランプの強引な政策に、鉄血宰相ビスマルクの力強さ…
2018.3.7
第80回
宿輪純一
「変動率」という言葉が株式市場をにぎわせている。英語ではVolatility(ボラティリティ)という。ざっくり言うと、(相場で言えば)どっ…
2018.2.21
第79回
宿輪純一
大手仮想通貨取引所のコインチェックのシステムがハッキングされ、顧客から預かっていた約580憶円相当の仮想通貨NEMすべてが流出する事件が発…
2018.2.7
第78回
宿輪純一
金融緩和政策の行きつく先として、日本銀行は非伝統的金融政策として未曽有のエリアに踏み込み、量的金融緩和、そしてマイナス金利まで導入した。経…
2018.1.24
第77回
宿輪純一
2018年の世界経済は当面、世界同時好況が続き概ね好調に推移するものと考える。日本企業・経済もその恩恵にあやかれるだろう。しかし、経済と金…
2018.1.10
第76回
宿輪純一
銀聯カードをご存じだろうか。銀聯とは日本語でいえば、銀行協会の意味にあたる。中国人が持っている銀行カードで、なんと約60億枚も発行されてい…
2017.12.20
第75回
宿輪純一
11月10日に金融庁から「金融行政方針」が提示された。これはいわゆる森金融庁長官の行政方針「森ドクトリン」の集大成ともいえるものだ。そして…
2017.12.6
第74回
宿輪純一
金融庁の銀行監督の方針(いわゆる「森ドクトリン」)にもあるように、地方銀行の改革が待ったなしだ。まもなく新しい「金融行政方針」も発表される…
2017.11.13
第73回
宿輪純一
最近の金融市場における最大の注目点は、米国の中央銀行FRBの次期議長と副議長の布陣だ。現在の第15代議長ジャネット・イエレン(71歳)の任…
2017.10.30
第72回
宿輪純一
希望の党は、今回の選挙で「実感の伴う景気回復まで消費増税は凍結し、その財源として内部留保に課税する」という公約を挙げている。この点について…
2017.10.18
第71回
宿輪純一
金融市場にはいろいろな定説(諺)がある。80年代には「有事のドル買い」だったのがいつの間にか「低リスク通貨の円」と言われ、最近ではさらに、…
2017.10.4
第70回
宿輪純一
ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁は来年2月に任期を迎える。次期、第4代総裁はゲルマン系のドイツ連邦銀行(中央銀行)のバイトマン総裁が就任…
2017.9.20
第69回
宿輪純一
今月18日に共産党大会を控えた中国は、対外政策にも安定を追求していた。米中首脳会談は曖昧な譲歩で無難にこなし、北朝鮮問題では最近は微妙な情…
2017.9.6
第68回
宿輪純一
この9月は経済・金融危機が発生する可能性がある。今年の世界経済は米国と中国が牽引してきたといっても過言ではないが、その2つの国の経済の転換…
2017.8.23
第67回
宿輪純一
ビットコインをはじめとする仮想通貨に関わる騒動や事件がいくつか発生し、いままで煽り気味だった方々や紙誌も逆に厳しい論調に変化してきている。…
2017.8.2
第66回
宿輪純一
金融政策を司る中央銀行は基本的に常に「正常化」したいという強い意思を持っている。それは、経済(景気)は波であり、再度、経済が悪化した時に、…
2017.7.19
第65回
宿輪純一
インドのモディ首相が通貨改革を進めている。昨年11月に500ルピー札と1000ルピー札を廃止、新たに2000ルピー札を発行した。一時的に消…
2017.7.5
第64回
宿輪純一
日本銀行の量的・質的金融緩和政策によって、金融資産の大量購入が続いている。注目を集めやすい株式・国債のみならず社債もその対象となっており、…
2017.6.21
第63回
宿輪純一
中国の経済は“一見”好調そうに見える。しかし、それは5年に一度、この9月に開催される共産党大会のために、いわば人為的に安定させているのだ。
2017.6.7