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第46回
急浮上した「中国ショック」はドル高要因か? ドル安要因か?
一気に、90円割れ含みの円高・米ドル安となってきました。その背景には、米中関係の変化があると思われます。ガイトナー訪中時に、米国債投資をめぐり、中国と米国との間で何らかの「密約」があったのでしょうか?

第95回
衆議院選挙で民主党が圧勝し、政権交代が現実化することとなった。経済的には、二大政党体制よりも一党独裁体制のほうが効率がよいことは明白だと言われる。これは、「デモクラシー」のコストとも考えられる。

第78回
民主党の歴史的大勝、政権交代は、株式市場にとってポジティブととらえる面とネガティブにとらえられる面とが混在しており、当面は模様眺めとなる可能性が高い。1993年の政権交代時と比較分析してみよう。

第45回
米国新政権1年目に多い「大相場」。果たして「オバマ・ショック」はあるのか!?
過去のプラザ合意時のように、通貨政策の転換によって、米国の新政権1年目に大相場が始まることが、多くありました。さて、オバマ政権の1年目は、通貨政策転換の「誘惑」を排除し続けることができるのでしょうか?

第93回
日本悲観論の中で最も影響力のあるのは財政破綻論だろう。日本政府の債務はGDPの170%以上で、日本の破綻は不可避だという。確かに日本政府の財政は普通ではないが、財政破綻の危機にあるとは決めつけられない。

第94回
オバマ大統領は来年1月に任期が終わるベン・バーナンキFRB議長の再任を発表した。その背景には、ウォール街からの非常に高い信任がある。だが、FRBの政策には不満の声も多く、難しい舵取りを迫られそうだ。

第44回
バフェットの「予言」は3ヵ月以内に当たる!11月に米ドル87円割れの大相場シナリオ
9月相場が始まりました。昨年は9~10月の2ヵ月間で、米ドルが17%も暴落しました。実は9~10月は大相場になり易く、今年も同じことが起こるならば、米ドルは10月末に対円の史上最安値80円を更新するはずです。

第4回
この夏、女性誌に大きな“異変”が起きた。「フィガロジャポン」「STORY」といった高級グラビア誌で、社会貢献をテーマにした特集が続々と組まれたのだ。女性誌の表紙に「社会貢献」というフレーズがデカデカと載る時代が来ることなど筆者は想像もしていなかった。

第92回
この問題の時効が何年なのか知らないし、時効が過ぎても悪いことは悪いのだが、筆者がかつてかかわった悪事の思い出について書く。筆者はある生命保険会社の特別勘定運用部で働いていた。

第58回
「濡れ手に粟」と言われてきた取引が米国市場から姿を消しそうだ。それは、取引所に入った注文を限られた業者にだけ一瞬早くオープンにするフラッシュオーダーだ。この仕組みを使う後出しジャンケンのからくりとは?

第93回
最悪期は脱したものの、米国経済の回復のペースは遅い状態が続きそうだ。税収が著しく落ちているため、教育予算を削減せざるをえない米国の地方政府は、教師のレイオフを進めている。これは思いのほか深刻だ。

第43回
投資の神様・バフェットの米ドル暴落論と上海株急落をめぐる中国当局の裏事情
先週、投資の神様・バフェットの発言が一部で報道され、注目を集めました。「金融システム救済のために投じられた巨額資金がドルを脅かす」というものです。今回は、この発言を基に、上海株について分析します。

第158回
社会生態学はすでに起こった未来を見る
ドラッカーは、しばしば未来学者と呼ばれる。しかし、もしドラッカーが絶対にそうでないもの、あるいは社会生態学者がそうであってはならないものを一つ挙げるとするならば、それは未来学者と呼ばれることだと言う。

第18回
7月13日にオンライン証券大手の楽天証券が打ち出した株式委託手数料の値下げは、最大手SBI証券との熾烈な「手数料引き下げ競争」に発展している。7月14日、楽天証券の会議室内は異様な空気に包まれていた。無理もない。楽天は、前日に打ち出した株式委託手数料の改定で、業界最低水準を提示したはずだった。ところが同日中に、業界最大手のSBI証券が、楽天を下回る水準まで引き下げると発表したのである。その後、およそ1ヵ月のあいだに、楽天が5回、SBIが4回もの手数料改定を発表。両社がここまで最安値を競う背景には、いったい何があるのか。2社の手数料引き下げ競争の行方を追った。

第365回
不良債権まみれの銀行株が先導欧米株価持ち直しの“持続力”
ニューヨークダウは7月23日に9000ドル台を回復。8月12日には一時9400ドル台を付けた。FT100指数も8月13日には年初来高値を更新した。そのリード役を果たしているのが銀行株だ。

第42回
中国株が「影の主役」から「表の主役」へ。これが上海発・円高の「カラクリ」だ!
8月7日に発表された米国の雇用統計は、事前予想よりもよい結果となりました。これを受けて、米ドルは全面高となりました。しかし、その本当の牽引役は、実はこれまで為替相場の「影の主役」だった中国なのです。

第363回
期待の星「原油先物ETF」が上場及第点確保も今後にはハードル
「WTI原油価格連動型上場投信」という名のETFが8月3日、大阪証券取引所に上場された。日本で初めて商品先物を投資対象にするというこのETF、過渡期にある国内市場の命運を占う試金石になりそうだ。

第92回
現在、先進国の多くの中央銀行は、銀行間の短期金利を超低水準に押し下げている。彼らはゼロ金利を実施した日本の「社会実験」を教訓にしているが、財政赤字の拡大が金利低下に拍車をかける可能性はある。

第91回
かつてデフレに翻弄される日銀を激しく攻撃した米国の経済学者・アダム・S・ポーゼン氏が、「日本のデフレはそれほど有害ではなかった」と自論を翻した。その驚くばかりの変わり様の裏には、何があるのか?

第90回
米国の歌手、M・ハザード氏の最近曲「インフレーション、それともデフレーション?」が、欧米で話題となっている。ついに歌詞にも登場した金融政策への不安は、米国がジンバブエ化する危機を物語っている。
