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第658回
米年末商戦で幕を開ける大型テレビの価格大暴落
米国では感謝祭の翌日に当たる金曜日を「ブラックフライデー」と呼び、クリスマス商戦の火ぶたが切られる。世界最大規模のテレビ市場を抱える米国で、家電メーカーが目を覆いたくなるような、衝撃的な「値札」が出回ることになりそうだ。
第65回
上場廃止は免れないと目されていたオリンパスに突如、上場維持の観測が浮上。株価は反発し、買収される懸念もいくぶんだが和らいだ。こうした動きの裏には、オリンパスの救済に走る政治の介入があった。
第657回
都市対抗野球の費用も原価に!電力と同じ都市ガス料金の構造
都市ガス料金も、電気料金と同じ公共料金システムを採用している。総括原価方式と呼ばれ、燃料費や人件費、設備修繕費などの原価に、一定の利益(事業報酬)を上乗せして料金を算出するものだ。ある都市ガス業界の関係者は、不安の色を隠さない。
第656回
「情報流出」で巨額賠償リスク消費者庁の集合訴訟新設案
消費者庁が来春国会への法案提出を目指している、消費者救済のための新制度「集合訴訟制度」の原案が、大手企業を中心に波紋を呼んでいる。
第161回
先日ユーロ圏がやっとの思いでまとめた、財政危機脱却に向けた包括戦略。G20首脳会議でEFSF拡充のための出資取り付けなど肉づけを図る目論見は、ギリシャの国民投票騒ぎで崩れてしまった。それどころか、ついにイタリアにまで危機は飛び火してしまった。
第64回
ギリシャ神話の聖地「オリンポス山」を支配する全能神ゼウスは、嘘を厳しく罰する正義の神だった。この聖地を社名にいただく不遜な日本企業がついた嘘には、どのような罰が下るのか。日本の経済史に残る一大不祥事の行き着く先はどこか。
第63回
長引く円高や景気の低迷、東日本大震災から復興を遂げ始めた矢先に発生したタイの大洪水。家電各社を取り巻く環境は悪化の一途をたどる。そんななか中間決算発表時にパナソニックが通期見通しを黒字から一転して大幅赤字に陥ると発表。ソニーも赤字に転落し、シャープは辛くも黒字の見通しとなった。
第160回
新型iPhoneの発売後、KDDI(au)とソフトバンクがつばぜり合いを続けている。それに危機感を持ったNTTドコモが新型機種の料金プランを値下げすると発表した。最も売れるiPhoneが最も安いという状況がスマートフォンの価格競争を泥沼化させそうだ。
第655回
日本の輸出企業に恵みの介入も円高の反転は今回も期待できず
円高基調の反転は期待できないが、売買の時機を逸していた日本の輸出企業にドルを売る機会を与えた──。これが10月31日の政府・日本銀行による円売りドル買い単独介入の現実的な評価だろう。
第654回
被災者支援の機構が二つ!?二重ローンめぐる議論の行方
いわゆる「二重ローン問題」を回避し、東日本大震災で被災した事業者などの再生を支援するための機構が二つもできそうであることが、被災地を揺るがしている。
第653回
財政危機のスペインに投資銀行が群がる「理由」
欧州危機が深刻化するなか、財政赤字の大きさが不安視されているスペインに、投資銀行が触手を伸ばしている。狙いは不良債権にあえぐ銀行業界だという。
第159回
改正貸金業法が昨年6月に完全施行されたのを境に、ヤミ金被害者が増えているという調査結果が公表された。一方、監督官庁の金融庁の調査ではヤミ金被害者は減っており、法改正の有効性を主張している。まったく正反対の結果が出てくるのはなぜか。
第652回
震災と原発騒動で下火となった医療ツーリズム経産省の秘策、“医師の輸出”で復活なるか
「東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故で、メディカルツーリズムはすっかりトーンダウンしてしまったが、海外進出による方法ならば、まだまだ可能性はある」――。こう語るのは、ある有名大学病院の院長だ。
第158回
欧州の銀行がいっせいに資本増強を迫られることになりそうだ。欧州首脳が7月に想定していたギリシャ政府の債務元本の削減を、大幅に拡大する方向で検討を始めたからだ。
第651回
震災後にタイ投資へ傾斜した国内製造業の「泣き面に蜂」
泣き面に蜂とは、このことをいうのだろう。東日本大震災の発生後に、部品供給が滞るサプライチェーンの寸断、円高進行に苦しめられた国内製造業が、今度は、タイの大規模洪水に直面している。
第650回
中国経済の減速が鮮明になってきた。主因は、欧米経済の失速の影響だ。欧州や米国に比べればはるかに穏やかな減速とは言え、楽観はできない。
第62回
10月14日付でオリンパスの社長を解職されたマイケル・ウッドフォード氏。この電撃解任の背景には、菊川剛会長らオリンパス経営陣が過去に行ってきた企業買収に伴う不透明なカネの流れを、ウッドフォード氏が追及したことがあった。本誌は渦中のウッドフォード氏に、単独でインタビューする機会を得た。
第649回
米国オバマ大統領から野田佳彦首相への強い要望により、米国産牛肉輸入の規制が緩和されそうである。これにより、価格下落と販売量の拡大に結びつく可能性がある。焼肉業界に、干天の慈雨が降りそうだ。
第648回
北欧で勃発した「サバ戦争」で日本の食卓からサバが消える?
北欧で起こっている「サバ戦争」で、近い将来日本の食卓からサバが消える事態が懸念されている。争っているのはノルウェーとアイスランドだ。近年の地球温暖化の影響で、サバが回遊する海域が変わり始め、相当量がノルウェーのEEZからアイスランドのEEZに移ってしまったのだ。
第61回
東日本大震災から半年。被災地でのがれき処理が本格的に動き出した。総額1兆円を超えるともいわれるがれき処理は、公共事業の激減によって苦境にあえいでいたゼネコンにとって、まさに「干天の慈雨」となりそうだ。