見山謙一郎

見山謙一郎

立教大学AIIC特任准教授/フィールド・デザイン・ネットワークス代表
1967年生まれ、埼玉県出身。90年立教大学法学部を卒業後、住友銀行(現三井住友銀行)に入行。05年立教大学大学院ビジネスデザイン研究科修了(MBA)。同年10月に三井住友銀行を退職し、Mr.Childrenの桜井和寿等が設立したNPOバンク(ap bank)に理事として参画。09年2月に株式会社フィールド・デザイン・ネットワークスを設立し、代表取締役に就任。企業や金融機関に対する戦略・企画コンサルティングを行う。専門は、循環型(環境)ビジネス、ソーシャルビジネス、BOPビジネス及びファイナンス。立教大学AIIC「立教グラミン・クリエイティブラボ」副所長。多摩大学経営情報学部非常勤講師。
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最終回
環境ビジネスは「循環」がキーワードに!日本人の腹に落ちる、環境問題の考え方
見山謙一郎
環境ビジネスを可視化する意味でも、「循環」という視点から捉えることは非常に有効です。「循環」という言葉の中には、持続可能性の意味も含まれており、環境ビジネスはむしろ「循環型ビジネス」と呼ぶほうが腹に落ちると思うのです。
環境ビジネスは「循環」がキーワードに!日本人の腹に落ちる、環境問題の考え方
第31回
CO2はもはや「環境問題のモノサシ」にはなり得ない!「京都議定書」延長をめぐる駆け引きで、日本が負った新たな責任
見山謙一郎
2013年以降の地球温暖化対策の枠組みを協議するCOP16が閉幕しました。途上国VS先進国というお決まりの構図のなか、議論は来年に先送りにされましたが、もはやCO2は環境問題を語る「世界共通のモノサシ」にはなり得ないことを改めて認識しました。
CO2はもはや「環境問題のモノサシ」にはなり得ない!「京都議定書」延長をめぐる駆け引きで、日本が負った新たな責任
第30回
「技術輸出」よりも、「人材輸出」?日本の「人的資源」が途上国の教育とビジネスを変える
見山謙一郎
環境技術をはじめとした開発途上国へのインフラ輸出もいいですが、より強固で持続性のある関係を構築するためには、日本は「人的資源」を自国の資源と考え、人材育成、教育活動を通じた国際貢献の在り方、仕組みづくりを考えるべきです。
「技術輸出」よりも、「人材輸出」?日本の「人的資源」が途上国の教育とビジネスを変える
第29回
「途上国」=「支援対象国」なのか?援助から協働へ。ビジネスで貧困問題を解決する
見山謙一郎
バングラデシュへ2度目の訪問をしてきました。アジア最貧国と言われていることもあり、「バングラデシュ=途上国=支援対象国」として捉えがちですが、現地を再び訪れたことで、途上国の問題は「援助」だけで解決することはできないことを実感しました。
「途上国」=「支援対象国」なのか?援助から協働へ。ビジネスで貧困問題を解決する
第28回
開催国でも認知度はイマイチ?「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が盛り上がらないワケ
見山謙一郎
10月18日に名古屋で「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が開幕しました。名古屋で開催されているにもかかわらず、昨年コペンハーゲンで開かれた「気候変動枠組み締約国会議(COP15)」に比べ認知度も低く、盛り上がりに欠けている気がします。
開催国でも認知度はイマイチ?「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が盛り上がらないワケ
第27回
地球温暖化は、環境問題じゃない!経済問題として「ビジネスで解決する」時代
見山謙一郎
いま、社会問題をビジネスの手法で解決しようとする取り組みが進んでいます。地球温暖化においても、善意や情緒に訴えがちな「環境問題」ではなく、現実的な課題である「経済問題」として、ビジネスで解決すべき時代です。
地球温暖化は、環境問題じゃない!経済問題として「ビジネスで解決する」時代
第26回
1年前の「鳩山イニシアチブ」は忘却の彼方へ?環境問題を「地球温暖化」だけで語ったツケ
見山謙一郎
1年前、CO2の25%削減を唱え鳴り物入りで発表した「鳩山イニシアチブ」。しかしいまや「忘却の彼方へ」の感があります。地球温暖化ありきで、環境問題を捉えるのではなく、環境問題の捉え方そのものにも「多様性」が求められています。
1年前の「鳩山イニシアチブ」は忘却の彼方へ?環境問題を「地球温暖化」だけで語ったツケ
第25回
日本振興銀行の経営破綻から学ぶ、「辻褄合わせ」の限界
見山謙一郎
04年に鳴り物入りで開業した日本振興銀行がついに経営破綻しました。中小企業向け融資専門の銀行理念として、理念ばかりが先行し、銀行に一番大切な循環する仕組みづくりを怠ったツケがまわってきたといえます。
日本振興銀行の経営破綻から学ぶ、「辻褄合わせ」の限界
第24回
政治も環境問題も、いまこそグランドデザインを!目先のマニフェストよりも大事なこと
見山謙一郎
今回の民主党代表選で再び、目先のマニフェストの実現が争点のひとつになっています。しかし、いま政治に最も期待されているのは、各論ではなく総論です。環境問題もしかり。グランドデザインをきちんと示すことです。
政治も環境問題も、いまこそグランドデザインを!目先のマニフェストよりも大事なこと
第23回
若者たちに蔓延する日本への「あきらめムード」を乗り越えるには?
見山謙一郎
65回目の終戦記念日を迎えてあらためて感じたのは、先人が自らの体験を若者たちに「語り継ぐ」ことの重要性です。それは戦争だけではありません。かつての「日本経済の成功体験」を語り継ぐことで、未来を切り拓くのです。
若者たちに蔓延する日本への「あきらめムード」を乗り越えるには?
第22回
人の善意に訴えてきた環境運動の限界?今年の猛暑で感じる、日本人の「エコ疲れ」
見山謙一郎
猛暑とくれば、日本人得意の「温暖化×省エネ」へと話が盛り上がりそうですが、現実はその真逆です。むしろこの時期は環境の話題を避けて通る傾向にあるように感じます。ある意味「エコ疲れ」と言ってもいいかもしれません。
人の善意に訴えてきた環境運動の限界?今年の猛暑で感じる、日本人の「エコ疲れ」
第21回
宇宙開発への希望は、地銀がつなぐ?「現実主義」の銀行が、「夢」に投資したワケ
見山謙一郎
7月14日、地銀4行が宇宙開発に投資することを発表。メディアではそれほど大きく取り上げなかったこのニュースですが、「宇宙と地方」「夢ある宇宙開発と現実主義の銀行」という異質な組み合わせに、私は注目しました。
宇宙開発への希望は、地銀がつなぐ?「現実主義」の銀行が、「夢」に投資したワケ
第20回
やっぱり、タダより高いものはない!? バラマキと増税のバランスを見極める「白紙委任しない」という意識
見山謙一郎
今回の参院選の争点といわれる「消費税引き上げ」議論。「バラマキには財源が必要だった」という当たり前のことを、私たち国民は学習したかと思います。まさに「タダより高いものはない」ということです。
やっぱり、タダより高いものはない!? バラマキと増税のバランスを見極める「白紙委任しない」という意識
第19回
日本の水道をアジアに輸出せよ!国家の重点施策に掲げられた「水ビジネス」の盲点
見山謙一郎
先日閣議決定された新成長戦略において、重点施策のひとつに「水ビジネス」が掲げられました。世界有数の水処理技術を持つ日本の水道インフラを、アジアの途上国に輸出しようというものです。しかしそこには意外な盲点があるかもしれません。
日本の水道をアジアに輸出せよ!国家の重点施策に掲げられた「水ビジネス」の盲点
第18回
“目先の”参議選と、“長期的な”政権運営。菅新首相にも突きつけられる、時間軸の異なる「価値観の矛盾」
見山謙一郎
鳩山政権が短命に終わったのは、参議選という目先のことを優先させた小沢幹事長と時間軸を持たずに政権運営を行なった鳩山首相、この2人の間に生じた「矛盾」が原因だったと考えます。これは、新たに誕生した菅政権にも突きつけられます。
“目先の”参議選と、“長期的な”政権運営。菅新首相にも突きつけられる、時間軸の異なる「価値観の矛盾」
第17回
理想と現実のギャップが埋まらない「地球温暖化対策基本法案」は、実効力が見えないバーチャル法案?
見山謙一郎
5月14日、衆議院環境委員会で強行採決された「地球温暖化対策基本法案」。環境問題に対して多くの国民が関心を持ちながらも、政府の政策がなかなか腹に落ちていかない理由は、この法案そのものが抱える『理想と現実のギャップ』にあるのかもしれません。
理想と現実のギャップが埋まらない「地球温暖化対策基本法案」は、実効力が見えないバーチャル法案?
第16回
幸福感を比較して、何が得られるのか?数値化ありきの「幸福度調査」に感じる違和感
見山謙一郎
内閣府は今年初めて、日本人の幸福度の調査結果を発表。10点満点中の6.5点は欧州各国より下回ると報じられましたが、そもそも個人の主観に依拠する「幸福感」をわざわざ数値化し、他者との比較で「相対化」すること自体に違和感を覚えました。
幸福感を比較して、何が得られるのか?数値化ありきの「幸福度調査」に感じる違和感
第15回
良いブレ方? 悪いブレ方?普天間問題で、鳩山首相の発言が「ブレる」ワケ
見山謙一郎
迷走を続ける普天間問題で、鳩山首相の「発言のブレ」が話題となっています。この「ブレる」という言葉に対し、現政権は必要以上に敏感になっているようです。しかし鳩山首相にいま一番必要なのは、自らが納得できる「モノサシ」ではないかと思うのです。
良いブレ方? 悪いブレ方?普天間問題で、鳩山首相の発言が「ブレる」ワケ
第14回
「預けたお金の行き先」に関心なき日本人。 預金者の「意思」を示す、「銀行選び」の重要性
見山謙一郎
ゆうちょ銀行への預入限度額引上げが議論になっていますが、なぜ見直しが必要か金額の算定根拠は何か、といった本質的議論が見えません。ゆうちょ銀行の安全神話に頼る前に、まずは「預けたお金の行き先」に関心を持つことが預金者としての責任です。
「預けたお金の行き先」に関心なき日本人。 預金者の「意思」を示す、「銀行選び」の重要性
第13回
「エコバック」人気が象徴!? “ステレオタイプな環境意識”から抜け出せない日本人
見山謙一郎
エコバック人気が象徴する通り、日本人の環境意識は「ステレオタイプな思考停止」に陥っているケースが多く見受けられます。CSR=環境、環境問題=温暖化、こうした視野の狭さが、環境意識が高いと思われていた日本人の実体かもしれません。
「エコバック」人気が象徴!? “ステレオタイプな環境意識”から抜け出せない日本人
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