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井手ゆきえ

医学ライター
医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。
第180回
眠れない、疲れがとれない…特定の症状が死亡リスクに
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
厚生労働省の健康情報サイトによれば、日本人の5人に1人が何かしら「不眠の悩み」を抱えているらしい。「早朝に目が覚める」「夜中に頻繁に起きる」など症状はさまざま。しかし、なかでも特に危険な症状があるようだ。
眠れない、疲れがとれない…特定の症状が死亡リスクに
第179回
20歳以降の10kg増に注意 今が適正体重でも糖尿病リスク
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
20歳以降に10キログラム以上太ると、糖尿病の発症リスクが3倍になるようだ。東京大学は公衆衛生学教室の報告から。調査対象は、36~55歳の日本人男女1万3700人で、このうち、男性が2962人だった。健康診断の数値を5年追跡し、その間の糖尿病発症率と体重変化の関係を分析している。
20歳以降の10kg増に注意 今が適正体重でも糖尿病リスク
第178回
バイリンガルで認知症発症予防 なんとか5年はかせげるか?
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
母語にプラス、1言語以上を話す能力がある人は万が一、認知症を発症しても進行が遅いようだ。米国神経学会誌に掲載された調査結果から。実は認知症発症に絡む危険因子の一つに「低教育水準」がある。
バイリンガルで認知症発症予防 なんとか5年はかせげるか?
第177回
良心も日内変動するようだ 疑惑は朝に問いただすこと
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
日内変動、という言葉がある。体温や血圧、病気の症状が1日の中で時間とともに変化することを指す。例えば、体温は明け方から上昇し始め、昼から夕方にかけて高めに維持された後、入眠準備のため徐々に下がっていく。
良心も日内変動するようだ 疑惑は朝に問いただすこと
第176回
ついでに心臓の健康も?インフルエンザワクチンの効用
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
インフルエンザシーズン突入である。集団感染の報告もぽつぽつ出てきた。ただ一般にインフルエンザの流行は1月上旬~3月上旬が中心。ワクチン接種の効果が出るまでには2~3週間必要なので、12月中旬までに予防接種を受けるといい。効果は5カ月ほど持続する。
ついでに心臓の健康も?インフルエンザワクチンの効用
第175回
雷鳴頭痛と首曲げが鍵 クモ膜下出血を表す痛みとは
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
脳卒中の約1割を占める「クモ膜下出血(SAH)」は、中高年期の突然死要因の一つ。「今までに経験したことがないほどの頭痛」を伴うといわれているが、実際に救急外来を受診する急性頭痛のうち、SAHは数%にすぎない。
雷鳴頭痛と首曲げが鍵 クモ膜下出血を表す痛みとは
第174回
運動が脳トレになる理由(わけ) 神経栄養因子が増加
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
秋のランニングシーズンなので運動に関する話題を。有酸素運動が心身に好影響することは様々な研究で確認されている。脳への影響もそのひとつ。ただ、肝心要の「どんなメカニズムで脳の健康によいのか」が今ひとつ解明されていなかった。しかし、どうやらその一部が明らかになりつつある。
運動が脳トレになる理由(わけ) 神経栄養因子が増加
第173回
抗がん剤の延命効果を超える?がんの特効薬は配偶者、かも
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
先日、米ハーバード大学の研究グループによる調査結果が、がん専門誌(オンライン版)に載った。配偶者の有無によって、死亡率や治療に差が生じるか? という興味深いもの。果たしてその結果は……。
抗がん剤の延命効果を超える?がんの特効薬は配偶者、かも
第172回
PCI後はキチンと服薬を 自己判断の中止は大きなリスク
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
目先を変えて「二次予防」に関するデータを一つ。二次予防とは、すでに発症している病気の早期発見や重症化、合併症の予防を指す言葉。例えば、急性心筋梗塞から生還した後に処方される「血液サラサラ」薬も二次予防が目的だ。
PCI後はキチンと服薬を 自己判断の中止は大きなリスク
第171回
発症リスクを上げる? 下げる? 冬場のうつと甘いモノの関係
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
天高く馬肥ゆる……ではないが、秋から冬に過食傾向に陥る方は案外多いのではないだろうか。健康的な食欲ならまだし、どか食いを繰り返し、さらに「気分の落ち込み」が加わるようなら、季節性のうつかもしれない。
発症リスクを上げる? 下げる? 冬場のうつと甘いモノの関係
第170回
衛生的な都市化がリスク?アルツハイマーは先進国病か
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
衛生的な高所得国という環境はアルツハイマー病(AD)の発症リスクになる──。先月、英国の公衆衛生学専門誌にこんな研究報告が載った。ケンブリッジ大学の研究から。
衛生的な都市化がリスク?アルツハイマーは先進国病か
第169回
果物ジュースはかえって裏目!?糖尿病予防なら丸ごと果物
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
野菜と果物は体によいが、食べるのが面倒──なので果汁飲料を愛用する諸兄も多いだろう。ところが、これが裏目に出るらしい。8月、英国の医学誌「BMJ(オンライン版)」に掲載された米ハーバード公衆衛生大学院の研究グループの報告から。
果物ジュースはかえって裏目!?糖尿病予防なら丸ごと果物
第168回
AGA治療薬で前立腺がん予防?ただし、高悪性度の病変は上昇
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
医師処方の男性型脱毛症(AGA)治療薬の「フィナステリド」。男性ホルモンを、毛根を弱らせるジヒドロテストテロンへと変換する酵素の働きを阻害する薬だ。薄毛予防ばかりか前立腺がんの発症予防効果もあるらしい。
AGA治療薬で前立腺がん予防?ただし、高悪性度の病変は上昇
第167回
9月21日は「世界アルツハイマーデー」あなたの若年性認知症リスクは?
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
毎年、9月21日は「世界アルツハイマーデー」である。アルツハイマー病や認知症は、高齢者の疾患という認識が強いが、近年65歳未満で発症する「若年性認知症」が注目されている。国内の若年性認知症患者数は約3万8000人、推定発症年齢平均は、51歳前後(2009年の厚生労働省調査)だった。
9月21日は「世界アルツハイマーデー」あなたの若年性認知症リスクは?
第166回
大豆で大腸がんを予防!?発がんにつながる異常を制御
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
男女共に、増加している大腸がん。食習慣の変化が背景にあるとされ、予防効果が期待できる食物繊維豊富な和食への回帰がいわれている。また先ごろ、和食の代表的な食材である「大豆」に含まれるゲニステインは大腸がんの発生を予防する、という米イリノイ大学の研究結果が専門誌に掲載された。
大豆で大腸がんを予防!?発がんにつながる異常を制御
第165回
良い幸福、悪い幸福!?幸せの質でゲノムに変異
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
幸福を感じているときは心身共に健康──だが、幸せの「質」の違いが遺伝子レベルで免疫系に影響するらしい。米科学アカデミーの機関誌に掲載された調査研究から。
良い幸福、悪い幸福!?幸せの質でゲノムに変異
第164回
おじいちゃん、おばあちゃんへ手紙作戦で高齢者のうつを改善
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
9月の第3月曜日は「敬老の日」である。別に大げさなことは必要ない。今年はひとつ、老親に「手紙」を書いてみるのはどうだろうか。先日、京都大学東南アジア研究所の松林公蔵教授らのグループが、「高齢うつ病患者に手紙を出すという介入で、抑うつ状態を改善できるか」というユニークな介入試験をスタートした。
おじいちゃん、おばあちゃんへ手紙作戦で高齢者のうつを改善
第163回
朝ごはんで心疾患予防!?寝る前の夜食もリスクが大
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
朝ごはんをきちんと食べると、冠動脈疾患の発症を予防する効果が期待できるかもしれない。「朝ごはん抜き」が習慣化している男性は、朝食をしっかり食べる男性に比べて、心疾患を起こすか冠動脈疾患で死亡するリスクが27%高かったのである。
朝ごはんで心疾患予防!?寝る前の夜食もリスクが大
第162回
たばこ×お酒で一気に加速 10年で12歳分の脳老化
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
大量飲酒に喫煙が重なると認知機能の低下が大幅に加速するようだ。英国の公務員を対象にしたホワイトホール2研究の報告から。追跡対象は年齢45~69歳の男女6473人。たばこやアルコールの消費量について質問し、追跡期間中の10年間に認知機能テストを3回行った。
たばこ×お酒で一気に加速 10年で12歳分の脳老化
第161回
その場しのぎは裏目に出る 食育は体系的に、が効果的
井手ゆきえ,-週刊ダイヤモンド編集部-
食生活の乱れが生活習慣病につながる──現代日本の常識だが、身についた食習慣を変えることは難しい。そこで子ども時代に健全な食行動を身につけるべく、家庭での「食育」が注目されている。しかし、自分自身の食生活すら改善できないのに、子どもに何と言えばいいのだろう。先月、この悩みに応える研究報告が米国の心理学専門誌に載った。
その場しのぎは裏目に出る 食育は体系的に、が効果的
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