2010.9.28 豊島区――大志を抱く青年の街に「トキワ荘の灯」は再びともるか? 都内最大級のターミナル駅・池袋を擁する豊島区だが、データからは昔ながらの木造共同住宅や青年層の多さがうかがえる。高層ビル群を眺めながら夢に向かって生きる現代版“トキワ荘世代”は、この街にいるのだろうか?
2010.9.14 杉並区――伝統と若者文化が共存共栄する「全国初」「東京初」が多い街 区の名前に植物がつく杉並区は、その名のとおり緑豊かな区。落ち着いた大人の街という印象があるが、年齢構成を見ると実は若者の区という特徴が浮かび上がってくる。さらに新しいことに果敢に挑み、「杉並らしさ」が生まれている街である。
2010.9.7 中野区――国の経済政策で人口過密地域となった「離合集散の街」 中野区は、東京随一の人口過密地域だ。政府の経済政策により、大量の木賃アパートがつくられ、人々が流入したためだ。若年層、オタク、高齢者まであらゆる人が出入りする中野区は、「離合集散の街」とも言える。
2010.8.31 中央区――ヤングアダルト層の取り込みで人口減少を克服した「チャレンジの街」 「商業の中心地」というイメージが強い中央区だが、実は人口減少を克服するために、並々ならぬ努力をしてきた。最近ではヤングアダルト層が増えているが、彼らのために生活インフラを整えることが、次なる課題だ。
2010.8.24 目黒区――キャリアウーマンに大人気の「憧れの街」は、なぜ人口減少が止まらない? 目黒区と言えば、都内でも有数の人気を誇るおしゃれな街だ。しかし、30代~40代の未婚女性が盛り上げるこの街は、意外なことに人口減少が顕著になっている。どうやら、「住みたい街」と「住み続けたい街」は違うようだ。
2010.8.17 葛飾区――よく働きよく子ども生む大家族が守り続ける「寅さんの故郷」 葛飾区と言えば、国民的人気映画『男はつらいよ』の主人公・寅さんの故郷として有名だ。高齢者と若者が協力して守り続ける「古き良き文化」は、今も変わっていない。結束力の強さは、防災意識にも見て取れる。
2010.8.10 板橋区――パンチに欠ける街がトップを狙える「病院」「若者」「モンゴル人」という強み 板橋区には、これといった中心地区が見当たらない。しかし、以前から東京有数の工業地帯として栄えてきたこのエリアには、秘められた「強み」がいくつもある。近い将来、新たな「ナンバーワン」は生まれるだろうか?
2010.8.3 品川区――「何でもほどほど」なのに、子供の増加率だけがズバ抜けている理由 魅力的な街がパッチワークのように折り重なってできている品川区は、23区の中であらゆる指標が中くらいである。しかし、子どもの増加率だけはズバ抜けて高い。区が宣伝する「子育てをし易い街」と関係があるのだろうか?
2010.7.27 北区――少子高齢化と人口減少に悩む街が模索する「感性都市」の未来図 「イメージが薄い」と言われがちな北区。実は、23区中最も「少子化」「高齢化」「人口減少」が顕著な区でもある。だが、もともと産業の基盤は強い。汚名返上を賭けたイメージ戦略の中身を見てみよう。