池田利道
第21回
      
      
      都内最大級のターミナル駅・池袋を擁する豊島区だが、データからは昔ながらの木造共同住宅や青年層の多さがうかがえる。高層ビル群を眺めながら夢に向かって生きる現代版“トキワ荘世代”は、この街にいるのだろうか?
      
    
第20回
      
      
      区の名前に植物がつく杉並区は、その名のとおり緑豊かな区。落ち着いた大人の街という印象があるが、年齢構成を見ると実は若者の区という特徴が浮かび上がってくる。さらに新しいことに果敢に挑み、「杉並らしさ」が生まれている街である。
      
    
第19回
      
      
      中野区は、東京随一の人口過密地域だ。政府の経済政策により、大量の木賃アパートがつくられ、人々が流入したためだ。若年層、オタク、高齢者まであらゆる人が出入りする中野区は、「離合集散の街」とも言える。
      
    
第18回
      
      
      「商業の中心地」というイメージが強い中央区だが、実は人口減少を克服するために、並々ならぬ努力をしてきた。最近ではヤングアダルト層が増えているが、彼らのために生活インフラを整えることが、次なる課題だ。
      
    
第17回
      
      
      目黒区と言えば、都内でも有数の人気を誇るおしゃれな街だ。しかし、30代~40代の未婚女性が盛り上げるこの街は、意外なことに人口減少が顕著になっている。どうやら、「住みたい街」と「住み続けたい街」は違うようだ。
      
    
第16回
      
      
      葛飾区と言えば、国民的人気映画『男はつらいよ』の主人公・寅さんの故郷として有名だ。高齢者と若者が協力して守り続ける「古き良き文化」は、今も変わっていない。結束力の強さは、防災意識にも見て取れる。
      
    
第15回
      
      
      板橋区には、これといった中心地区が見当たらない。しかし、以前から東京有数の工業地帯として栄えてきたこのエリアには、秘められた「強み」がいくつもある。近い将来、新たな「ナンバーワン」は生まれるだろうか?
      
    
第14回
      
      
      魅力的な街がパッチワークのように折り重なってできている品川区は、23区の中であらゆる指標が中くらいである。しかし、子どもの増加率だけはズバ抜けて高い。区が宣伝する「子育てをし易い街」と関係があるのだろうか?
      
    
第13回
      
      
      「イメージが薄い」と言われがちな北区。実は、23区中最も「少子化」「高齢化」「人口減少」が顕著な区でもある。だが、もともと産業の基盤は強い。汚名返上を賭けたイメージ戦略の中身を見てみよう。
      
    