2011.11.2
渋谷区――少年犯罪多発エリアは、「住み続けたい街」へと生まれ変われるか?
渋谷区と言えば若者の街である。そのせいもあり、犯罪少年の検挙者数は23区でもかなり高い部類に入る。しかし、清掃とパトロール活動により、環境は改善されつつある。渋谷は、「住んでみたい街」から「住み続けたい街」へと生まれ変われるか。
一般社団法人東京23区研究所 所長
2011.11.2
渋谷区と言えば若者の街である。そのせいもあり、犯罪少年の検挙者数は23区でもかなり高い部類に入る。しかし、清掃とパトロール活動により、環境は改善されつつある。渋谷は、「住んでみたい街」から「住み続けたい街」へと生まれ変われるか。
2011.10.26
大きな繁華街を持つ他区に囲まれながらも、文京区の治安の良さは23区でピカイチだ。「交通事故死者ゼロ」の大記録を達成したこともある。だがその反面、震災発生時の火災リスクは低くない。大岡越前守の治安政策は、この地に今も根付いているのか。
2011.10.19
フォークソングの名曲『神田川』でも有名な中野区の木賃(もくちん)ベルト地帯は、実は「業火ベルト地帯」と呼ばれるほど、出火時の延焼リスクが高い。木造住宅が多いわりに道路の整備が遅れているからだ。区はどのような対策を講じているのか。
2011.10.12
住民らによって構成され、体を張って町を守った江戸時代の「町火消」。その心意気を受け継ぐのが、防災コミュニティが充実している台東区だ。地震発生時の出火リスクは高いものの、警察、区、区民が密に協力して防災にあたる独特な街である。
2011.10.5
日本最大の歓楽街「歌舞伎町」を抱える新宿区は、まさに悪質犯罪の多発地帯だ。ビルや地下街が多いため、震災発生時のリスクも高い。戦後この街が掲げた「家族で楽しめる健全な娯楽文化の提供」という理念を、再び取り戻すことができるだろうか。
2011.9.28
北区と言えば、古い団地が多い。その団地を含む住宅の4割以上が、実は現在の耐震基準を満たしていない。住民には高齢者が多いことからも、災害発生時のリスクはかなり高い。そんな今、区が頼みにしているのが中学生の「防災パワー」である。
2011.9.21
「日本一のセレブ地区」として名高い港区。一見、住民の「安心・安全」を脅かすリスクなど何もなさそうだが、実はさにあらず。坂が多く、高層ビルが多い土地柄のため、他の区には見られない危険も多い。区が全力で取り組む対策の中身とは?
2011.9.14
江戸川区は、区の7割が満潮面以下のゼロメートル地帯だ。今回のような大型台風に襲われれば、甚大な被害を被る可能性が高い。にもかかわらず、避難所の整備は遅れている。江戸川区は、災害や犯罪などのリスク対応へと、全力を注ぎ始めた。
2011.9.7
練馬区は地盤が固く、都内でも地震に強い地域だ。その代わりに、実は都内随一の「猛暑地域」ならではのリスクも高く、ゲリラ豪雨や夏型犯罪が多い。火災発生時における不燃化率も低く、区は防災体制の整備のためにアイディアを巡らせている。
2011.8.31
関東大震災では、火災旋風により最大の被害を受けた墨田区。建物の倒壊リスクや出火リスクは高い。過去の被害を教訓に、墨田区の防災体制は他区よりも進んでいる。常に最悪の事態を想定し、最善の準備をしているという区の取り組みを見てみよう。
2011.8.24
目黒区と言えば、女性に最も人気が高い街。女性が集まるトレンドは、単なるブランド志向だけではなさそうだ。大地震発生時に懸念される火災リスクは平時はかなり低く、犯罪発生率も急減している。「安全・安心ブランド」の真骨頂を見てみよう。
2011.8.10
東京23区最大の人口密度を誇る豊島区は、震災などによるパニックが発生したときに、火災や犯罪のリスクが最も高いと目されるエリアだ。区は日頃から、どんな取り組みをしているのだろうか。首都直下型地震が囁かれる今、気になるところだ。
2011.8.3
23区で最大の面積を誇る大田区だが、オープンスペースが少なく、広域避難場所の適地は少ない。そのため、避難場所の多くが区の緑辺部にあり、住家から避難場所までの距離は遠い。いざ災害が発生したとき、あなたは無事に避難所へたどり着けるか?
2011.7.27
オフィスが集中する千代田区は、ひとたび大地震が起きれば、3人に2人の割合で大量の帰宅困難者が出ると予測されている。なおかつ、火災発生率も高い。だが、都心区ならではのリスクがあればエリア特有の強みもある。あなたは無事に家に帰れるか?
2011.7.20
東日本大震災を機に、自分が住む地域の安全性を気にする人が急増している。東京23区のあらゆるデータを基に、「安心・安全な街」の条件を考えてみよう。「埋め立て地」の江東区は、直下型地震に対する脆さと同時に、意外な防災力も持っている。
2011.6.1
世田谷区には、山の手の商店街が目白押しだ。古くから人と地域を結ぶ機能を果たしてきた商店街は、東日本大震災を機に、さらにその絆を深めようとしている。東京が取り戻そうと試行錯誤を続けるコミュニティの理想型は、まさにここにある。
2011.5.25
「商店街受難の時代」もなんのその、台東区の商店街は今なお増え続けている。台東区は、商業活動が最も高密度に集積する地域だ。スローなのに活気が溢れ、訪れる人を魅了して止まない不思議な街のパワーを探ってみよう。
2011.5.18
板橋区の商店街では、23区で唯一専門店の売場面積が専門スーパーを下回る。世の多くの商店街がそうであるように、通常なら負のスパイラルに陥りそうなものだが、実は心強い味方がいる。それが、「人と人とを結ぶ縁」の力強さである。
2011.5.11
ギャルとギャル男が闊歩する若者の街、渋谷。衣料品専門店、本屋、音楽ショップなどの数が圧倒的に多く、「文化のまち」を感じさせる華やかさがある。だがその裏では、等身大の商店街がしっかりと屋台骨を支えている。
2011.4.27
戦後人口が急増した練馬区では、計画なきまま農地が次々に宅地化されるというスプロールが進み、商店街は今もその後遺症に悩んでいる。だが、東京随一の「農業区」という特性を生かし、様々な巻き返し策が試みられている。
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