小宮一慶
第92回
7月から9月にかけて、夏休みなどでまとまった休みを取る機会が多くなります。では、毎日忙しく働く一流の経営者は、どのように休暇を過ごしているのでしょうか。

第91回
「3つのション」の不足を口にする社員が多い会社は、状態のあまり良くない会社だと私は考えています。「3つのション」とは、コミュニケーション、モチベーション、エデュケーション(教育)のことです。

第90回
既存事業からの撤退は容易ではありません。特に創業時から続けている事業や将来的に黒字転換が期待できると思い込んでいるような事業は、経営者や社員の思い入れ、思い込みが強く、撤退の判断基準をどこに求めればいいのか迷います。

第89回
経営者にとって重要なのが「会社の未来のために使う時間」だという話をしてきました。未来を予測するのはとても困難ですが、それでも未来予測の精度を高めるために、経営者は普段から未来を見るくせをつけ「未来を見通す力」を養わなねばなりません。

第88回
経営者が会社のために使う時間には限りがあります。そこで私は経営者に対して、使っている時間を「3つの時間」に分類することをおすすめしています。それによって、会社のために時間を有効に使えているかどうかの判断がつきやすくなるからです。

第87回
安倍政権をめぐる一連の報道を通じて、「忖度(そんたく)」という言葉が流行語になりました。「忖度」という行為そのものは必ずしも悪ではないのですが、社長が周囲に「忖度社員」ばかりをはべらせるようになると、会社は悪い方向へ向かいます。

第86回
この時期は、初めて社会に出る新入社員や新天地で活躍しようと張り切る中途入社の若い社員が各部署に配属されてきます。経営者や管理職は、人手不足の中でようやく採用した若い社員をどう戦力に育てるかに頭を悩ませているのではないでしょうか。

第85回
働き方改革は働く人の過度な労働をなくし、仕事とプライベートのバランスを図ることにありますが、それは、実は「企業の収益力を高める」ことなしには成り立たないことを理解しておく必要があります。低収益の会社では、残業を減らしたり、職場環境を改善することは難しいからです。それでは、どうすれば高収益を作ることができるのでしょうか。

第84回
今、さかんに叫ばれている「働き方改革」。経営者は単に働き方改革への「対応」を考えることではなく、「いかに収益力を高めるか」ということが本質だと理解して経営に臨むことにあります。収益力を高めない限り、長時間労働の是正も、働きやすい環境の整備もできません。

第83回
実力のある経営者ほど変化をいとわず、前例にとらわれることなく、新たな挑戦を続けています。ある上場会社の優秀な経営者は、「前例主義に対して自分が一番の抵抗勢力」とまで言い切っています。では、前例主義に陥りやすい経営者の共通点はなんでしょうか。

第82回
AIやロボットなどによる「第4次産業革命」とも言われる今、事業環境が急速に変化しています。そんな時代を生きる経営者にとって重要な事は、環境の変化にいち早く気づき対応することです。ただ、これは「言うは易く、行うは難し」です。

第81回
2018年の経営課題として特に重要な「採用」をどう考えるか。日本は戦後2番目の景気拡大を続け、その中で有効求人倍率は1.56倍に達しています。中小企業経営者にとって、好景気の中での採用は深刻な悩みになっています。

第80回
今回は経営者が2018年に注目すべきテーマを「為替」「景気」「最新技術」に分けて取り上げます。特に押さえておくべきは脱・金融緩和、AI、ビットコイン、不動産バブルの動向です。

第79回
前回、「お客さまが喜ぶ小さな行動」を徹底させた経営者が、社員の働きがいを高め、離職率をゼロにし、高収益体質の会社を作り上げたという話をしました。今回も引き続き、この会社の社員たちがどのように変わり、社内がどのように変化していったか、具体的なエピソードをご紹介しましょう。

第78回
中小企業経営者の大きな悩みの一つに「高い離職率」があります。ただでさえ人材不足の状況の中、時間とお金をかけて育てた人材が定着しないことは、経営上の大きな不安要素となります。日本の産業全体で見ると、大企業に比べて中小企業の離職率は高いといわれていますが、一方で中小企業であっても離職率が非常に低い会社も存在します。

第77回
正しい経営哲学を持たず、それを全社に浸透させることができず、売上げや利益が目的化し、不正の温床となった会社の末路は悲惨です。株主も大きな損害を被っています。

第76回
日本のものづくり企業の信用を揺るがす不祥事が続発しています。今回は、その原因がどこにあるのかを考えてみたいと思います。これは、大企業だけに起こる問題ではなく、中堅・中小企業などどの会社でも起こることだと私は考えています。

第75回
コストを下げる最終的な目的が利益を出すことであるなら、緊急時は別として、コストを下げて利益を確保するダウンサイドの戦略ではなく、価値の高い製品を作って利益を確保するアップサイドを狙う戦略を立てるべきです。

第75回
会社の業績が順調であっても、経営者は常にコストを意識しているはずですが、業績が不振の時は、コスト削減を最優先に行わなければなりません。売上の伸びは不確定要素が大きいものの、コスト削減は、削減分は確実に利益アップになるからです。

第73回
今回も、真の意味での「お客さま第一」を実現することについてお話します。前回、「日本一のサービスを提供する」ともてはやされた大阪のホテルで、連続してエレべーターの音が響く部屋に案内されたという私の経験談の続きです。
