北 康利

北 康利

作家
きた・やすとし/昭和35年12月24日愛知県名古屋市生まれ、東京大学法学部卒業後、富士銀行入行。資産証券化の専門家として富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長等を歴任。平成20年6月末でみずほ証券退職。本格的に作家活動に入る。“100年経営の会”顧問。松下政経塾講師。著書に『白洲次郎 占領を背負った男』(第14回山本七平賞)、『福沢諭吉 国を支えて国を頼らず』、『吉田茂ポピュリズムに背を向けて』(以上、講談社)、『陰徳を積む 銀行王・安田善次郎伝』(新潮社)、『西郷隆盛命もいらず、名もいらず』(WAC)、『松下幸之助 経営の神様とよばれた男』(PHP研究所)などがある。最新刊は『佐治敬三と開高健最強のふたり』(講談社)。
最終回
“有言実行の近江商人”が追い続けた壮大な夢
北 康利
昭和58年、幸一は京都商工会議所会頭に就任。京都のため全力を尽くすことになる。一方、社長職は長男の能交に譲って会長となり、その後も東奔西走の日々を過ごす。ところが平成9年、心筋梗塞が突如彼を襲った。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」ついに最終回!
“有言実行の近江商人”が追い続けた壮大な夢
第52回
社長退任宣言
北 康利
蜷川府政と戦っている頃、本業ではノーブラ運動や安売り業者の台頭による危機が訪れていた。幸一は驚くべき手法でそれらを乗り越える。そして昭和52年、突如「社長退任宣言」をして周囲を驚かせた。果たしてその狙いは? ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第52回!
社長退任宣言
第51回
“経営の神様”松下幸之助との出会いと政治への目覚め
北 康利
国内トップブランドの地位を確立するなかで、幸一の交友関係は飛躍的に広がっていった。その人脈を活かし1970年の万博ではリッカーミシンと共同でパビリオンを出展。万博をめぐる交渉の中で彼は政治活動に目覚めていく。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第51回!
“経営の神様”松下幸之助との出会いと政治への目覚め
第50回
年商100億達成と世界制覇の野望
北 康利
創立15周年を機に幸一は「世界のワコールを目指す」ことを宣言。その実現に向け、昭和41年には年商100億円突破の経営計画を発表する。新本社ビルも竣工し順風満帆と思われたとき、販売部門トップである専務の奥忠三が急死する。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第50回!
年商100億達成と世界制覇の野望
第49回
ギリギリセーフの駆け込み上場
北 康利
昭和39年秋ついにワコールは上場を果たす。初値180円とほろ苦いスタートだったが、この時期に上場できたことは以後の旺盛な資金需要を考えると最適な選択と言えた。そして同年11月には創立15周年記念パーティが盛大に開かれる。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第49回!
ギリギリセーフの駆け込み上場
第48回
上場への挑戦と無謀とも言える新ビル購入
北 康利
相互信頼の経営で労組問題の危機を乗り越えた幸一が、次なる目標としたのは株式上場であった。上場の準備をスピーディかつ周到に進めるなか、東京進出の拠点となる新ビル購入の話が持ちあがる。その購入には上場の成否もかかっていた。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第48回!
上場への挑戦と無謀とも言える新ビル購入
第47回
労働組合の要求を100%受け入れる「信頼の経営」
北 康利
泥沼化する組合問題で憔悴しきった幸一は、ある日、出光興産創業者・出光佐三の講演会を聞く。その内容に感動した彼は、自らの経営方針を大きく変えることを決意する。こうして生まれたのがワコールの躍進を支えた「信頼の経営」であった。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第47回!
労働組合の要求を100%受け入れる「信頼の経営」
第46回
ブラジャーでビルを建てた近江商人
北 康利
創業10周年を迎えた昭和34年、ワコールは西大路に本社ビルを新築。大きな話題となり、幸一は“ブラジャーでビルを建てた近江商人”として雑誌にも取り上げられた。しかし思いもよらぬ危機が訪れる。当時、日本中を席巻した組合運動である。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第46回!
ブラジャーでビルを建てた近江商人
第45回
新社名ワコールでの船出
北 康利
社業が順調になるに連れ、幸一の夜の遊びも盛んになっていく。そんななかで迎えた昭和32年は、和江商事にとって転機の年となった。大幅な増資、大胆な組織改編、そして社名をついに「ワコール」と改めたのである。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第45回!
新社名ワコールでの船出
第44回
第三の女傑――伝説の下着デザイナー下田満智子
北 康利
昭和29年、幸一は京都の洋品業界の社長たちと「四太郎会」という会を始める。そのメンバーの紹介で幸一は一人の女性と出会った。彼女こそワコール生え抜きデザイナー第1号であり、第三の女傑とも言える下田満智子であった。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第44回!
第三の女傑――伝説の下着デザイナー下田満智子
第43回
難攻不落の三越をついに攻略
北 康利
2ヵ月半の欧米視察で幸一は世界の下着市場の現況を知る。それを参考に新たな商品開発を進めるなか朗報が飛びこんできた。名門百貨店・三越との取引が決まったのだ。その陰には東京出張所長・川口郁雄の涙ぐましい努力があった。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第43回!
難攻不落の三越をついに攻略
第42回
気まぐれ女性秘書に翻弄された屈辱のアメリカ視察
北 康利
勇躍、欧米視察に旅立った幸一は、最初の訪問国アメリカに到着する。しかし、それは混迷の旅の始まりでもあった。通訳として同行した秘書嬢の奔放な行動に振り回されることになったのだ。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第42回!
気まぐれ女性秘書に翻弄された屈辱のアメリカ視察
第41回
遺書を用意して旅立った昭和31年の欧米視察
北 康利
会社を国内で成功軌道に乗せた幸一は、次に世界へと目を向け始める。そのためには現地の状況を知る必要があるとして、幸一は欧米への視察旅行を企てた。海外渡航が自由化されるよりはるか以前の昭和31年のことである。それは命がけの旅でもあった。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第41回!
遺書を用意して旅立った昭和31年の欧米視察
第40回
「電通鬼十則」に修正を加えた「ワコールファイト十則」
北 康利
業績の成長とともに和江商事では大卒採用を開始する。この頃の入社組が後の飛躍を支えることとなる。一方、急増する社員たちの行動規範として、幸一は「ファイト十則」を定める。それはあの「電通鬼十則」を模倣したものだった。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第40回!
「電通鬼十則」に修正を加えた「ワコールファイト十則」
第39回
“ブラジャーの神様”をスカウト
北 康利
売上も伸び順風満帆に見えた和江商事の経営だが、幸一は大きな不安を抱えていた。女性下着という新市場で勝ち続けるために不可欠な「新商品の研究開発力」についてである。その解決のため幸一は一人の男をスカウトする。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第39回!
“ブラジャーの神様”をスカウト
第38回
「スキャンダラスなパンティ(?)」を生み出したライバルの女性デザイナー
北 康利
下着ブームの到来と積極的な宣伝プロモーション戦略により和江商事は急成長を果たす。そんなとき彗星のように一人の下着デザイナーが登場した。鴨居羊子──塚本のライバルとなるこの女性は、破天荒な言動で一躍時代の寵児となる。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第38回!
「スキャンダラスなパンティ(?)」を生み出したライバルの女性デザイナー
第37回
下着ブームにのったプロモーション戦略で快進撃
北 康利
昭和30年代に入ると「下着ブーム」が巻き起こる。和江商事はこの波に乗って大きく成長していった。その原動力となったのが女性誌への出広を軸とする圧倒的な宣伝プロモーション戦略であった。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第37回!
下着ブームにのったプロモーション戦略で快進撃
第36回
外資の脅威に完全勝利したしたたかな戦略
北 康利
日本ラバブルと独占販売契約を締結した矢先、今度はエクスキュージットフォーム・ブラジャー社という巨大外資が日本に上陸した。強敵2社を向こうに回し、巧みに和江商事のポジションを高める幸一の戦略とは!? ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第36回!
外資の脅威に完全勝利したしたたかな戦略
第35回
アメリカ下着メーカーという黒船襲来
北 康利
業績がようやく順調になってきた昭和28年、和江商事に強烈なライバルが登場する。アメリカの大手下着メーカーであるラバブル・ブラジャー社が、日本に進出してきたのである。資金力でも技術力でも足元にも及ばない強敵との戦いに幸一は知略の限りを尽くす。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第35回!
アメリカ下着メーカーという黒船襲来
第34回
生涯の友・千宗興との出会い
北 康利
東京進出に苦闘していた昭和27年、幸一は後の人生に極めて重要な影響を及ぼす人物と出会う。茶道裏千家の若宗匠・千宗興である。後年、驚異的とも言える人脈を築く幸一だが、そのきっかけはこの出会いから生まれた。ワコール創業者・塚本幸一の本格評伝「ブラジャーで天下を取った男」連載第34回!
生涯の友・千宗興との出会い
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