
野口真人
第40回
こんな人は生命保険に入らなくてもいい?
オプション理論が重要なのは、空売りやデルタヘッジといった金融市場での取引に有効だからだけではない。これは生命保険や損害保険のような「不確実性に賭ける投資」の価値を判断する上で、重要な示唆を与えてくれる。ファイナンス理論の入門書『あれか、これか』のなかから紹介していこう。

第39回
「ブラック・ショールズ式」を知っていますか?
オプション取引において決定的に重要な役割を担っている「ブラック・ショールズ式」とは、いったいどんなものなのだろうか? 難解な知識の代名詞とも言われるこの数式のエッセンスとは?ファイナンス理論の入門書『あれか、これか』のなかから紹介していこう。

第38回
堅実なメーカーとバイオベンチャー、社長になるならどっち?
オプション取引の本質を突き詰めていくと、その原資産となる商品それ自体は、ハイリスクであればあるほど、オプションの価値は高いということになる。この一見直感に反する結論はどこから導かれるのか。ファイナンス理論の入門書『あれか、これか』のなかから紹介していこう。

第37回
人生のカギを握る「オプション取引」とは?
オプション取引とは、端的に言えば「後悔の量を最小化するための仕組み」である。しかしそれは、金融市場でしか通用しない仕組みではない。むしろ、私たちの生活は、オプション取引に満ちている。4刷を突破したファイナンス理論の入門書『あれか、これか』のなかから紹介していこう。

第36回
ファイナンスが編み出した「後悔の量」を最小化する方法
ファイナンス理論は「選択」の力を磨くうえで、大きなヒントを与えてくれる。では、「最も後悔が少ない選択」はどうすれば実現できるのだろうか?ファイナンス理論の入門書『あれか、これか』から「オプション理論」について紹介していく。

第35回
「伝説の為替トレーダー」がどこにもいない理由【特別対談】楠木建 × 野口真人(最終回)
『ストーリーとしての競争戦略』などのベストセラーで知られる楠木建氏(一橋大学大学院教授)が最近「モノが違う!」と絶賛した一冊がある。発売からわずか1ヵ月半で4刷まで重版が決定したファイナンス入門書『あれか、これか』だ。『好きなようにしてください』『「好き嫌い」と才能』など、「好き」を価値判断の基準として掲げてきた楠木氏は、すべてを「カネ」に置き換えるファイナンス理論のどこに面白さを感じたのか?ファイナンスのプロ・野口真人氏と経営学者・楠木建氏の対談を、全3回にわたってお送りしていく。いよいよ今回が最終回。(撮影/宇佐見利明 構成/前田浩弥 聞き手/藤田悠)

第34回
ハイリスク銘柄で痛い目を見る人、大して動じない人
ノーベル賞を受賞したウィリアム・シャープのCAPM理論は一体何が新しかったのだろうか?ファイナンス理論の入門書『あれか、これか』のなかから紹介していこう。

第33回
ファイナンスのプロが個人資産の9割を「○○」で持つ理由【特別対談】楠木建 × 野口真人(第2/3回)
『ストーリーとしての競争戦略』などのベストセラーで知られる楠木建氏(一橋大学大学院教授)が最近「モノが違う!」と絶賛した一冊がある。発売からわずか1ヵ月半で4刷まで重版が決定したファイナンス入門書『あれか、これか』だ。『好きなようにしてください』『「好き嫌い」と才能』など、「好き」を価値判断の基準として掲げてきた楠木氏は、すべてを「カネ」に置き換えるファイナンス理論のどこに面白さを感じたのか?ファイナンスのプロ・野口真人氏と経営学者・楠木建氏の対談を、全3回にわたってお送りしていく。今回が第2回目となる。(撮影/宇佐見利明 構成/前田浩弥 聞き手/藤田悠)

第32回
「株式ジェットコースター」を安全に愉しむには?
ノーベル賞を受賞した現代ポートフォリオ理論によれば、すべての株式の組み合わせから構成される「マーケット・ポートフォリオ」に勝る投資対象は存在しない。だとすると、もはや個別銘柄には何の意味もないということになるのだろうか?早くも4刷が決定した『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』のなかから紹介していこう。

第31回
「好き」か「カネ」か、人生の基準は?【特別対談】楠木建 × 野口真人(第1/3回)
『ストーリーとしての競争戦略』などで知られる楠木建氏が、最近「モノが違う!」と絶賛した一冊がある。わずか1ヵ月半で4刷が決定したファイナンス入門書『あれか、これか』だ。「好き」を価値判断の基準として掲げる楠木氏は、すべてを「カネ」に置き換えるファイナンス理論のどこに面白さを感じたのか?野口真人氏と楠木建氏の対談を全3回にわたってお送りする(第1回)。

第30回
ギャンブルで絶対に負けない方法は、ノーベル賞が教えてくれる
ギャンブルで絶対に勝つにはどうすればいいのだろうか?早くも4刷の重版が決定した『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』をベースに、ポートフォリオ理論の背景にある「分散効果」と「相関効果」を理解するための、日常的事例をいくつか紹介していこう。

第29回
ノーベル賞経済学者が考えた「市場」最強の株式投資法
世の中にはさまざまな株式が存在している。リスクを減らすためには、それらの組み合わせが重要になるが、「市場で最もリスクが低く、最もリターンが高い組み合わせ」とはどんなものだろうか?ノーベル賞経済学者が発見した「市場」最強の投資法を、ファイナンス理論入門書『あれか、これか』のなかから紹介していこう。

第28回
「損したくない人」のためのノーベル賞の投資理論
「リターンを変えずにリスクだけを小さくする道」は存在する――にわかには信じがたいが、これがファイナンス理論の結論だった。一体どういうことなのだろうか?話題のファイナンス理論入門書『あれか、これか』のなかから紹介していこう。

第27回
「報酬は変わらず、リスクだけ低く」は実現できる?
「高いリターンを求めるなら、リスクも高くなる」――世の中はこの「ハイリスク・ハイリターン」の法則から逃れることはできないのだろうか?しかし、ファイナンス理論によれば、「リターンはそのままに、リスクだけを減らす方法」はたしかに存在する。一体どういうことなのだろうか?話題のファイナンス理論入門書『あれか、これか』のなかから、以降複数回にわたって紹介していこう。

第26回
レバレッジ、ポートフォリオ、ハイリスク…知っているようで知らない言葉たち
「その戦略はハイリスク・ハイリターンだ」「事業ポートフォリオを見直そう」「レバレッジをかけてみよう」――ふだん耳にするこれらの言葉は、ファイナンスの用語でもある。そもそもこれらにはどんな意味があるのだろうか?早くも3刷の重版が決まったファイナンス理論の入門書『あれか、これか』のなかから紹介していこう。

第25回
「いつも70点」と「たまに100点」本当に優秀な子はどっち?
ファイナンスについて何も知らない人でも「ハイリスク・ハイリターンの法則」については耳にしたことがあるはずだ。ファイナンスの世界で「より多くのリスク」を取るために登場するのが「負債」だ。MM理論の第2命題である「ハイリスク・ハイリターン」の考え方について、『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』のなかから紹介していこう。

第24回
「マイホーム価値がローン残高を下回る」とヤバい?
「マイホームの価値がローン残高よりを下回ってしまった」——これを債務超過と言って騒ぎ立てる人がいるが、ファイナンス的な観点からすれば、それは明らかなミスリードだ。ファイナンス入門書『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』のなかから、ノーベル賞を受賞したMM理論の考え方を紹介していこう。

第23回
「借金」にまつわるノーベル賞理論、知っていますか?
ノーベル賞を受賞することになったファイナンス理論の中でも、MM理論は「借金に関する理論」だと言える。その内実はどのようなものなのだろうか? 話題のファイナンス理論入門書『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』から紹介していこう。

第22回
「もらったお金」は借金より高くつく?
ある資産の価値を考えるとき、それが自己資金で購入されたものなのか、借金で購入されたものなのか、というのは重要な問題であるように思われる。しかし、それは本当だろうか? これを考えるために、話題のファイナンス理論入門書『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』のなかから、WACC(加重平均資本コスト)について紹介していこう。

第21回
「老後の心配」商法にダマされないで!!
現金はいつも僕たちの価値判断を狂わせる。ファイナンス理論に従えば圧倒的に不利であるにもかかわらず、「60歳の満期時には1000万円がもらえる生命保険です」などと言われると、つい気になってしまう人も多いのではないだろうか? 正しく価値を見抜くためのファイナンス理論の基本を『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』で押さえておこう。
