2020.12.30
日立・駒井健一郎会長が高度成長期の終わりに語った「ケチケチ経営」の真髄
第2次世界大戦後の焼け野原から日本を世界第2位の経済大国にまで押し上げた高度成長期は、1970年代に入って曲がり角を迎えた。71年のドルショックによって金・ドル交換停止と日本に対する輸入課徴金の導入、円切り上げ・完全変動相場制への移行が進…
ダイヤモンド編集部論説委員
ふかさわ・けん/広島県出身。1989年ダイヤモンド社入社。「週刊ダイヤモンド」でソフトウェア、流通・小売り、通信・IT業界などの 担当記者を経て、2002年10月より副編集長。16年4月よりダイヤモンド・オンライン(DOL)編集長。17年4月よりDOL編集長との兼任で週刊ダイヤモンド編集長。19年4月よりデジタルメディア開発部長兼ダイヤモンド論説委員。2022年2月~24年2月まで株式会社TBMに転じた後、24年4月より週刊ダイヤモンド事業室編集委員。著書に「そごう 壊れた百貨店」「沸騰する中国」(いずれもダイヤモンド社刊・共著)など。趣味はマラソン。
2020.12.30
第2次世界大戦後の焼け野原から日本を世界第2位の経済大国にまで押し上げた高度成長期は、1970年代に入って曲がり角を迎えた。71年のドルショックによって金・ドル交換停止と日本に対する輸入課徴金の導入、円切り上げ・完全変動相場制への移行が進…
2020.12.23
鈴木貞一(1888年12月16日~1989年7月15日)は、第二次世界大戦における日米開戦に深く関与した人物の一人だ。陸軍中将だが純然たる軍事畑の職歴は少なく「背広を着た軍人」の異名を持つ鈴木は、1941年4月、第2次近衛文麿内閣で企画院総裁に就任す…
2020.12.22
自分にしかできないことを見つけ、情熱を注ぐ若きリーダーたちは、どんな原体験に支えられているのか。今回は、父親の失読症をきっかけに、文字を代わりに読み上げる眼鏡「オトングラス」を開発した島影圭佑さん。自らが抱える課題に、自らが“作る…
2020.12.16
関本忠弘(1926年11月14日~2007年11月11日)は1980年からNEC社長を14年務めた。NECは長く、日本電信電話公社(現NTT)に依存する電話交換機メーカーとして、“電電ファミリー”の一角を占める企業だったが、関本は前社長の小林宏治が提唱する「C&C…
2020.12.9
伊藤忠商事と丸紅という二つの総合商社の基となる呉服商「紅忠」を創業した初代伊藤忠兵衛の次男、2代目伊藤忠兵衛は、1951年1月から9月にかけて、毎号財界の重鎮を招く対談連載を「ダイヤモンド」誌に持っていた。1951年4月11日号で対談相手に招か…
2020.12.8
リスクを取ってでも、人と違う道を行くことを選ぶ若きリーダーたちは、何を原体験に、どう育ってきたのか。今回は、外泊するほど家賃が安くなる住居「unito(ユニット)」を展開する近藤佑太朗さん。両親とも教師という家庭に育ち、「人生を楽しむ…
2020.12.2
元通商産業省の官僚にして、作家、評論家として活躍、経済企画庁長官として政治の世界でも存在感を発揮した堺屋太一(1935年7月13日~2019年2月8日)。1985年12月28日号(86年の新年号に当たる)の「週刊ダイヤモンド」には、「“知価革命”と新経…
2020.11.25
丸田芳郎(1914年12月16日~2006年5月30日)は、71年から19年間、花王の社長を務めた。「ビオレ」「バブ」「メリーズ」「アタック」「エコナ・クッキングオイル」などのヒット商品を次々に発売。さらに「ソフィーナ」で化粧品事業にも進出し、花王…
2020.11.24
社会を変えることに使命感を覚え、新しい道を行く若きリーダーたちは、どんな原体験に支えられ、どのように育ってきたのか。LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)に特化した求人情報サービスなどを手掛けるJobRainbowの…
2020.11.18
2019年4月1日、新日鐵住金は日本製鉄に社名を変更した。同社は粗鋼生産量で国内トップ、世界でも第3位の規模を持つ鉄鋼メーカーだが、この社名変更には、日本発祥の製鉄会社であることをグローバル市場でアピールする意気込みが込められた。一方で…
2020.11.11
今週紹介するのは、「週刊ダイヤモンド」1962年3月5日号に掲載された、ソニーの創業者、井深大(1908年4月11日~97年12月19日)の談話記事である。井深によると、前年の1961年下期にソニーの輸出比率が48%となり、「期を通じて40%を超したことは…
2020.11.10
周りとは違うことを是とし、新しい事に挑戦する若者たち。その行動力はどのような環境で育まれてきたのか。今回は、AIと自然言語処理の技術を活用したビジネス意思決定サポートサービスを開発・運営するストックマークのCEO、林 達さん。自身の強み…
2020.11.4
札幌農学校(現北海道大学)に学んだ山下は、同校の初代教頭ウィリアム・スミス・クラーク博士の「少年よ、大志を抱け!」という言葉に従い、開拓者精神(パイオニア・スピリット)を存分に発揮した人生を歩んだ。第2次世界大戦前、オブラートのメ…
2020.10.27
周りと違うことに挑戦する若者たちは、どんな原体験に支えられ、どのように育ってきたのか。今回はオンラインキャリア相談室を運営するKakedasのCEOで、自ら立ち上げた日本ポップコーン協会会長も務める渋川駿伍さんです。小中時代にいじめられた経…
2020.10.21
茨城県にあった日立鉱山を拠点とする久原鉱業所が、変圧器、電動機、発電機、電気機関車といった鉱山関連の機械の修理を目的に設立したのが日立製作所だ。日立鉱山で工作課長を務めていた電気技師の小平浪平が、1910年に創業した。もっとも小平は、…
2020.10.14
「日本のビール王」と称される高橋龍太郎(1875年7月15日~1967年12月22日)は、愛媛県の造り酒屋に生まれ、第三高等学校(現京都大学)工学部を卒業後、1898年に朝日(アサヒ)ブランドのビールを製造する大阪麦酒に入社した。大阪麦酒は1906年に…
2020.10.13
大学在学中の介護現場でのアルバイトをきっかけに、卒業後すぐに介護関連事業で起業したBlanket代表の秋本可愛さん。地方の愛情あふれる家庭で育った快活な高校生の進路は、東京の大学で“起業”という選択肢に触れ、大きく変わりました。
2020.10.7
1980年代に入った頃、産業界では盛んに「ソフト化」という言葉が躍っていた。産業革命以降、土地や工場生産システムが経済を動かす価値の源泉だったのが、人間の頭脳や情報といった目に見えないものがあらゆる産業分野で最重要な“資源”とされるよ…
2020.9.30
「週刊ダイヤモンド」1987年7月4日号に掲載された真藤恒(1910年7月2日~2003年1月26日)のインタビューである。真藤は、石川島播磨重工業(現IHI)の社長、旧日本電信電話公社(電電公社)の最期の総裁、日本電信電話(NTT)の初代社長・会長を務…
2020.9.29
社会を変えたいという熱い思いを胸に、強い意志と行動力で挑戦し続ける若者たちは、どのように育ってきたのか。今回は小中高生の「自らの人生を切り開く力」を育む教育プログラムを開発・運営するTimeLeapの仁禮彩香さん。起業したのは中2のとき。…
アクセスランキング
ディズニーシーとUSJが逆転の衝撃!テーマパーク世界ランキング【トップ20完全版】
「お前の銀行にいくら預けてると思ってるんだ!」と凄むカスハラ客に、メガバンク行員が思わず言ってやりたい「ひと言」
職場で出世するのはどちら?「朝早い人」「夜残業する人」その本当の正解
若き日の大谷翔平を「野球人生の失敗」から救った、日本球界が報いるべき“大功労者”とは
「テレビ局からトヨタへの転職に両親が反対。やめた方がいい?」→起業家の答えが納得すぎて、ぐうの音も出なかった!
ディズニーシーとUSJが逆転の衝撃!テーマパーク世界ランキング【トップ20完全版】
東京ディズニーに児童養護施設の子を招待、ひとりの子どもの行動に胸が締め付けられる…
職場で出世するのはどちら?「朝早い人」「夜残業する人」その本当の正解
焼肉店オーナーが言い放った「信じがたいひと言」ハラワタ煮えくり返った父親のリアクションにグッときた…
飲み会で「もう一緒に飲みたくない」と嫌われる人が無意識にやっていること・ワースト1
「車のエンジンオイル交換」を店任せにする人の末路、専門家が教える「適切な交換時期」
東京ディズニーに児童養護施設の子を招待、ひとりの子どもの行動に胸が締め付けられる…
税務署が厳しくチェックする「絶対NG行動」とは?
【心が疲れたら】メンタルが一瞬で「無敵」になるすごい一言・ナンバー1
東京ディズニー、知られざる「キャストの人間関係」20歳女性とシニア男性がモメた一部始終
ディズニーシーとUSJが逆転の衝撃!テーマパーク世界ランキング【トップ20完全版】
50代を超えてリストラされても、「次の仕事」がすぐ決まる人がやっていること
慶應、渋渋は倍率緩和、青学は復調?東京都心「中高一貫校」の狙い目の入試は?四模試動向から読み解く【2025年共学校編7】
東京ディズニー「家族で20万円」出費も!もはや「小金持ち」しか楽しめなくなったワケ
三菱ケミカルが「化学回帰」で規模拡大路線と決別!?社内序列激変で「稼ぎ頭」の製薬と産業ガスの行く末は