The Wall Street Journal

格安航空会社はプレミアムサービスで低迷脱却を図るが、脱ローコストにはリスクもある。

米国人がこれほど株式市場に浮かれていたことはない。上げ相場がまだまだ続くという期待に賭けているのだ。

バイデン大統領にハリス副大統領、トランプ前大統領とバンス氏が、今回の大統領選で最も間抜けな経済政策で一致していることは、腐り切った政治の時代を象徴している。

11月の米大統領選でハリス氏が当選すれば、マクドナルドでの勤務経験があるカップルがホワイトハウスの住人となる初のケースとなる。それは、バーガーの調理を将来性のない仕事だと見下す人々への強烈な反撃になる。

米国で従業員の給与水準を見直そうとする動きが静かに進行している。企業の間では人材獲得のために大盤振る舞いする時期は終わったとの認識が広がる。

反体制的ポピュリズム（大衆迎合主義）が欧州で勢いづいている。それを支えているのは移民や経済・安全保障面の不安だけでなく、もっと根深い流れだ。

中国企業は国内で売れないものを輸出している。その結果、巨額の貿易黒字を中国にもたらしている。だがこの黒字は事実上、他国に貿易赤字を強いているのだ。

たった1人の人物が大企業の命運を激変させることができるのか。スターバックスのブライアン・ニコル次期CEOならそれが可能だと市場は考えている。