
岡野雄志
毎年夏から年末は相続税の税務調査シーズンといわれる。国税庁によると令和元年事務年度の相続税の実地調査数は1万635件、うち9072件が申告漏れ等を指摘され、重加算税等が付加されている。では、税務調査を避けて相続税対策する鉄板の方法とは?

7月1日、令和3(2021)年分の路線価等が国税庁より公表された。路線価とは、路線(道路)に面する標準的宅地1平方メートル当たりの価額のことで、相続土地の相続税額を算出する評価に用いられる。全国平均の前年度比率が0.5%下落。相続税が減り喜ばしいかというと、実はそれだけではない。

自分には無関係と思う人も多いかもしれない「相続税と贈与税の一体化」。しかし、親や祖父母に住宅購入や子育て資金を援助してもらう計画に影響するとしたら……?そこで、今回は、相続や贈与される側の立場で「相続税と贈与税の一体化」を考察しよう。

「デジタル改革関連法」が4月6日に衆院本会議で可決、5月12日に参院本会議で可決・成立した。行政のデジタル化に伴い、マイナンバー(個人番号)カードと健康保険証などの身分証明書との一体化、預貯金口座とのひも付けも推し進められる。……となると、気になるのは、今後の「税務調査」のあり方だ。

新型コロナウイルス感染症対策として、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が各地で延長された。その影響は多くの業界に及んでいる。映画『くれなずめ』もGW公開が延期され、5月12日(水)公開となった。映画を見て、改めて30代の「終活」について考えた。※ネタバレを含みます。

NHK総合テレビ『チコちゃんに叱られる!』ではないが、近頃は少々ボーッとしていると、世の中のトレンドや常識がガラリと変わっていることがある。作家デビューの方法も以前とは違う。現在、テレビ東京系で放送されている『私の夫は冷凍庫に眠っている』も、そんな時代の潮流から生まれた作品である。新たな潮流から生まれたドラマから殺人やDVと相続について見てみたい。

アニメ映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』が4月16日(金)から劇場公開となる。昨年は『鬼滅の刃』フィーバーともいうべき現象で、コロナ禍の経済界をも賑わせた。当コラムでも取り上げさせていただいたが、知人曰く「鬼滅を書くなら、コナンにも注目すべき」。調べると、「なるほど」と思った次第である。

日本は「保険大国」といわれる。生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、個人年金保険を含む生命保険への世帯加入率は88.7%。その一方で、ライフスタイルの多様化に合わせて保険の種類も増え、「どれに入ったらいいか、わからない」との声もよく耳にする。そこで、今回は、相続税専門の税理士として、相続対策の生命保険選びについて考察したいと思う。

コロナ禍において、誰もが心しておくべき緊急相続時の「口座凍結」についてお伝えしたいと思う。

土地の相続税は評価額によって決まる。それなのに、「土地評価は税理士の数だけ異なる」といわれる。相続財産の最多を占める訳だから、土地評価によって払うべき相続税額も大きく変わる。なぜ、こんなことが起きるのか。当税理士事務所の事例をご紹介したい。

厚生労働省では、毎月、人口動態を調査し、約2カ月後に統計を公表している。『人口動態統計速報(令和2年9月分)』によると、1月~9月の全国の離婚件数は14万7212件。一方で、再婚率も増えているという。離婚・再婚は「相続」にどう影響するのか。事例も含めて解説してみたいと思う。

『鬼滅の刃』の爆発的な人気は、年をまたいでも鎮火の気配を見せない。ストーリーや描画の魅力はもちろんのこと、キャラクターも要の一つだろう。登場人物たちが生死を賭して闘う姿、家族や仲間への想いに、戦場と化したコロナ禍の中、仕事や家庭を守る自らを重ねたビジネスパーソンも少なからぬと推察する。特にアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』クライマックスの重要人物「煉獄さん」に、相続税専門の税理士という職業柄、私も興味を覚えた。

今年も11月24日(火)に「年末ジャンボ宝くじ(第862回全国自治宝くじ)」が発売された。令和2(2020)年の販売期間は12月25日(金)までで、大晦日の12月31日(木)に抽せんが行われるそうだ。ところで、もし宝くじが相続財産として遺されたら、相続税はどうなるか。当せん金を相続人で遺産分割する場合の贈与税についても検証してみた。

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が大ヒット中だ。程なく興行収入300億円を超えるのではないかといわれている。少々下衆の勘繰りとなってしまうが、興行収入の配分はどうなるのだろう?製作側にはいくら入るのだろう?原作者の収入は?…と、つい頭の中で電卓をたたいてしまった。
