名古屋和希
#10
調剤「7兆円市場」の争奪戦が過熱している。勢力を急拡大しているのはドラッグストアなど小売業を母体とする企業たちだ。これまで医療機関の前にある「門前薬局」が圧倒的なシェアを誇っていた構図は変わりつつある。そんな状況に医師会は警戒感を強めるものの、ドラッグストア側も医師を取り込む「切り札」を用意している。

#3
イオンがネットスーパーなどデジタル売上高を5年で14倍の1兆円に引き上げる大目標をぶち上げた。いち早くデジタル化に挑んだ米小売りの巨人、ウォルマートは新店への投資を事実上「凍結」するなど大胆に設備投資の配分を見直した。イオンの投資はどうなるのか。両者の設備投資を独自に検証・比較し、イオンのデジタルシフトの成算を占う。

関西スーパーマーケットの臨時株主総会が10月29日に開かれ、エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)と経営統合する議案が承認された。承認には3分の2以上の賛同が必要で、賛成は66.68%とわずかに上回った。関西スーパー買収を目指した首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)を僅差で退けたが、この死闘は関西スーパーに大きな十字架を背負わせた。

#5
アサヒビールの塩澤賢一社長がダイヤモンド編集部のインタビューに応じた。トップブランドのスーパードライの需要「蒸発」が続く非常事態に、「スーパードライに次ぐ、第2の柱を生み出す」と強調した。劣勢をはね返す挽回の一手をトップが激白した。

#9
2018年に約40年ぶりに相続法が大改正され、新しい相続の制度が相次いで導入された。だが、遺留分制度の見直しでは、現金の少ない地主が不動産を多く売らなければいけなくなる不測の事態も生じている。改正相続法に潜むリスクとは。

#4
主力ブランドを大量に生産・投下していくビールメーカーの事業モデルは転換点を迎えた。旧来のビジネスモデル脱却への圧力は消費者からだけでなく、流通サイドからも強まっている。ビールメーカーは「脱ビール」という二律背反を迫られている。

#6
相続税と贈与税が一体化される前に、生前贈与の非課税枠110万円を超えて「駆け込み贈与」する節税術。その効果は、資産の額や子供の数で変わる。ここでは子供3人と4人の場合、幾ら駆け込み贈与をすればお得なのか。資産別の早見表をお届けする。

#4
相続税と贈与税が一体化される前に、生前贈与の非課税枠である110万円を超えて「駆け込み贈与」する節税術。その効果は、資産の額や子供の数で変わる。子供2人の場合、幾ら駆け込み贈与をすればお得なのか。資産別の早見表をお届けする。

#3
空き家となった実家を売るのは、相続の前と後のどちらがベストか。相続の知識を押さえていなければ数百万円も損することがある。いまや10人に1人が支払う相続税。相続のその時が来てから慌てないためにも基本のルールと対策をおさらいしよう。

#2
相続税と贈与税が一体化される前に、生前贈与の110万円の非課税額を超えて「駆け込み贈与」する節税術。その効果は、資産の額や子供の数で変わる。ダイヤモンド編集部は、節税額が最大になる資産別の早見表を用意した。子供1人の場合は、幾ら駆け込み贈与をすればお得なのか。

#1
11 年ぶりにシェアトップを奪還したキリンビール。主力ビールのてこ入れ成功などが原動力とされるが、実は陰に最大の“立役者”がいる。問題はその立役者が、功罪相半ばの存在であることだ。悲願だった王座奪還の見返りにキリンが失いつつあるものとは。

#1
相続税と贈与税の一体化で、毎年110万円の贈与税の非課税枠を活用する「生前贈与」の節税術が、早ければ2022年にもダメになる。それでも税負担はできる限り軽減したいのが本音だろう。実は、今しか使えない節税術がある。110万円の枠を超えて贈与する「駆け込み贈与」で節税できるのだ。

関西スーパーマーケットは首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)の買収提案を退け、エイチ・ツー・オー リテイリングを縁談相手に選んだ。この判断の陰で、ある幹部の“暗躍”が指摘されている。

新聞の発行を支える輪転機メーカー最大手の東京機械製作所が買収騒動で揺れている。仕掛けたのは、香港金融大手グループが3割強出資していた上場投資会社傘下のファンドだ。両者の攻防は買収防衛策などを巡って激化の一途をたどるが、ファンドの狙いは判然としない。新聞業界は社会インフラを揺るがしかねないと危機感を募らせている。

関西スーパーマーケットに対してTOBを実施する方針を示している首都圏地盤のスーパー、オーケーの二宮涼太郎社長が、ダイヤモンド編集部のインタビューに応じた。関西スーパーが公表したエイチ・ツー・オーリテイリングと経営統合後の理論株価について、「実現に向けた具体的な説明がなく、『絵に描いた餅』と株主から危惧されるのではないか」と批判した。

関西地盤のスーパー、関西スーパーマーケットの争奪戦を巡り、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが算定した統合後の関西スーパーの株式価値が焦点となっている。H2Oは具体的な1株当たりの価値を開示していないが、首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)が提示した株式公開買い付け(TOB)価格を上回るとしている。この主張をもとにしたH2O提案による影響を試算したところ、関西スーパーが抱えかねないリスクが浮かび上がってきた。

関西地盤の老舗スーパー、関西スーパーマーケットを巡る争奪戦が勃発した。阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと関西スーパーが合意した経営統合に、株式公開買い付け(TOB)の実施方針を表明して割って入ったのが、首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)である。百貨店とスーパーによる異例の対決はH2Oに分があるようにもみえるが…。

キリンホールディングス(HD)傘下のキリンビールの布施孝之社長(61)が急逝したことが3日、分かった。キリンビール社長は当面、キリンHD社長の磯崎功典氏が兼務する方向で調整している。

#21
コロナ禍で市場環境が激変した13業界について、それぞれ倒産危険度ランキングを作成した。今回は化学業界を取り上げる。21社が“危険水域”に入り、大手総合化学メーカーも2位にランクインした。

#20
コロナ禍で市場環境が激変した13業界について、それぞれ倒産危険度ランキングを作成した。今回は不動産業界を取り上げる。13業界では最多となる58社が“危険水域”に入った。
