スーパーエリート養成「お経式暗算法」
ひとケタの「わり算」のやり方

久保田 競
(Kisou Kubota)
京都大学名誉教授、医学博士。世界で最も権威がある脳の学会「米国神経科学会」で行った研究発表は、日本人最多の100点以上にのぼり、現代日本において「脳、特に前頭前野の構造・機能」研究の権威。2011年、瑞宝中綬章受章。1932年、大阪生まれ。著書に、『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』『あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法』(以上、ダイヤモンド社)などベスト&ロングセラー多数

 次に、本書188~189ページにある「ひとケタのわり算」です。

 これまで同様、横軸の「9」~「0」を、縦軸の「÷9」~「÷0」でそれぞれわってみましょう。
 わり算は小学3年生で習います。

「9わる9は1.00」~「9わる0はダメ」
「8わる9は0.89」~「8わる0はダメ」
「7わる9は0.78」~「7わる0はダメ」
「6わる9は0.67」~「6わる0はダメ」
「5わる9は0.56」~「5わる0はダメ」
「4わる9は0.44」~「4わる0はダメ」
「3わる9は0.33」~「3わる0はダメ」
「2わる9は0.22」~「2わる0はダメ」
「1わる9は0.11」~「1わる0はダメ」
「0わる9は0」~「0わる0はダメ」


 ここで紹介した、「ひとケタのかけ算・わり算」は、小学2~3年生で習いますので、小学校前でできなくてもまったく気にしないでください。

 あくまでも、「たし算」と「ひき算」がマスターできて、さらにその上を行きたいというお子さん、親御さん向けのものです。

 ただ、「かけ算・わり算」の世界は奥が深く、この暗算だけをマスターすれば、小学2~3年修了時の学力がついたと断言はできません。
 このほかにも、身につけないといけない算数の知識がたくさんあるからです。

 ただ、スーパーエリートを目指すうえで、チャレンジする価値は十分にあります。
 余裕のある方は、早期からやってみてください。