A氏:「そうだ、動物園にはユニークな動物たちがたくさんいるだろう。たまに猛獣もいる(笑)。会社も同じというわけだ。人が来るとわめき散らす動物もいれば、のんびりと過ごしている動物もいる。一日のほとんどの時間寝ている動物もいる。人間も同じさ。いろいろなタイプの人間がいるから面白い、そう思うと気がラクになる」

私:「はい。毎日いろいろなタイプの方と仕事をさせていただいています」

A氏:「それは、いい経験だ。それぞれの動物が特殊性を持つように、会社の社員もみんな特殊性をもっている。つまり、みんな個性的だっていうことだ」

私:「なかには個性が強すぎる方もお見受けしますが…」

A氏:「会社では、一度に面白い人たちと会える。そう考えると、会社に来ることに感謝の気持ちがわいてくるものだ。こんな面白いプレイグラウンドはないからね」

 このように、どんな人であっても、一人ひとりの特徴を「個性」だと思い、「面白い」と思って人に接しているのです。人に対する「認識」が普通の人と大きく違うのです。

一流のリーダーは「お願い上手」でもある

 一流のリーダーは、どんな人であれ、相手に対して「苦手意識」をもたないようにすることを心がけています。

 なぜなら「苦手意識」をもった瞬間に、相手との距離ができてしまうことを知っているからです。

 自ら「苦手意識」をもたないようにする。

 それが、どんな人ともうまくやっていく「処世術」の前提と言えるでしょう。

 よって、一流のリーダーは「あの人は苦手だから仕事を頼まない」といった個人的な感情をもちこみません。むしろ、どんな人に対してもお願いをするのが上手な一面をもっています。人に対する「苦手意識」がないからこそ、人にお願いすることができるのです。