また、リスクを取る運用では、内外のインデックスファンドを組み合わせて持てば十分であり、それぞれノーロード(購入手数料ゼロ)は当然として、運用管理手数料が安い物を1本ずつ選んでおけばいい。

 外国株式のインデックスファンドは、前回ご紹介したブロガーの投票上位の投信でいいし、TOPIX連動のインデックスファンドは、運用管理手数料の安いETF(上場型投資信託)がいい場合が多いだろう。銀行はETFを扱えないので、NISA口座は銀行ではなく、証券会社に開く方がいい。

 確定拠出年金をお持ちの方は、外国株式(先進国株式)のインデックスファンドで運用管理手数料が最も安い物を選んでおくと、多くの場合、正解になる。

 ちなみに、外国債券や外貨預金は、リスクの割に期待リターンが低いので必要ない。円安になった場合には、外国株式のインデックスファンドが儲かるだろうし、近年為替との連動性が高いTOPIXのインデックスファンドも儲かる公算が大きい。

 また、未だに世間の売れ筋の「毎月分配型投資信託」、近年金融機関が販売に力を入れる「ラップ口座(ファンドラップ)」、さらに「貯蓄性の生命保険(外貨建ての個人年金保険など)」は、いずれも金融庁が「金融レポート」で問題視している、言わば「3大ダメ商品」だ。全て、避けたい。

 保有しておられる方は、買い値に関係なく解約することが正解だ。

 なお、この場合、これらの商品を売った人間とも縁を切ることが大事だ。悪い商品が入ってくる入口を開けたままにしておくのは不用心だ。彼らの多くは、これらの商品・サービスが顧客にとって適切なものではないことを知っていながら売っているのであり(例えば、手数料が高すぎるから不適切だ)、仮に知らないのだとすると、金融マンとして必要な能力・知識を欠いている。いずれにせよ、付き合わない方がいい人たちなのだ。

適正なリスク投資額を決める
シンプルで正しい運用法

 シンプルで正しい運用法は、(1)自分で、(2)適正なリスク投資額を決めて、(3)最も低コストの商品を選び、ここに、(4)DC(確定拠出年金)、NISA(少額投資非課税制度)などの税制優遇措置を最大限に活用するという要素を組み合わせることで完成する。