「空腹」の時間に、
体を若返りモードにセットする

『50代からの「老いない体」のつくり方』満尾正 著 三笠書房刊 630円+税

 まず基本則1「空腹でない限り、食べない」についてお話しします。

 前夜、遅い時間に食事をとって胃がもたれている状態で、時間だからといって無理に朝食をとると、胃をはじめとする内臓器官にむしろ負担をかけてしまいます。

 昼食も夕食もまた、空腹かどうかで、とる時間、量を決めます。空腹でないときは極力、ジュースなど軽いものですませます。もっとも大事なのは、夕食の時間です。食事をとる場合は、軽食であっても寝る3時間前までに終えるようにします。

「空腹感」と言うと健康を害するように思われますが、じつは逆に健康上とても重要な要素なのです。

 たとえば、「細胞の断食」という実験があります。

 細胞に栄養を与えないでおくと、細胞自体が細胞内の古くなった酵素や必要がなくなったたんぱく質などを消化してしまいます。これをオートファージー(自食)と言います。いわゆる、細胞内のそうじ、デトックス(解毒・有害物質の除去)です。

 その意味で、細胞の集合体である体も、空腹の時間をつくることが大切なのです。食事をとるかとらないかは、自分の体の声に耳を澄ましてから決めましょう。

 では、基本則2の「腹八分目を守る」とは、どれくらいの量をとるのでしょうか?

 活動量や体格によって個人差はあるものの、主食、主菜、副菜の適量となる指標があります。

 主食のごはんは1食につき、男性用、女性用それぞれの茶碗で1膳(150グラム前後)にします。