結婚スタイルでは常に
ブームの先頭を行く芸能界
「年齢や年収が妻のほうが上」という結婚スタイルのことを、私は「尊敬婚」と呼び、自信をもって提唱している。
「働いている君が好きだ、僕がサポートしたい」という、働く女性を尊重してくれる男性を夫に持つことで、「家庭を守る妻」という役割から解き放たれる。その点が、女性に稼がせて利用する、いわゆる「ヒモ男」との明確な違いである。
「尊敬婚」は、「結婚したらお金がかかる」という男性の悩みと、家事や育児を分担したいという女性の悩み、これがお互いクリアできるベストな結婚方法である。
これがこれからの婚活市場で間違いなくブームになると私は予感している。
結婚スタイルのブームにはいつも大きな流れがあり、まず先端を行くのが芸能人、最も保守的で変化が遅れるのが結婚相談所だといわれているからだ。
いま芸能人がどうなっているかというと、実は女性が年齢が上の年の差婚、つまり「尊敬婚」がここ数年激増しているのである。
直近では2月11日に、元SPEEDの島袋寛子さんが早乙女友貴さんと結婚した。女性が年上の12歳差婚である。これも尊敬婚といえよう。
思い返してみれば、「姉さん女房」カップルがここ5年くらいで増えていることに気づくはずだ。
芸能人のブームからは時差があるものの、結婚相談所でもようやく「尊敬婚」をしたいと考える男女が出てき始めた。
結婚相談所に来る男女は、世の中でも最も保守的な考え方をする部類に入る人が多い。
たとえば男性なら、「若い女性がいい」「結婚したら家庭に入ってほしい」という人がほとんどだった。