【成果2】社内のコミュニケーションが円滑になる
当社のような社員55人程度の企業でも、全社員の業務上のトラブルや家族の現状を知ることは結構難しい。
でも、「今週の気づき」を読めば、「社員がどのような日常を送っていて、どんなことを考えているのか」を把握できます。
こうした情報は、社員とのさりげない会話に役立てられます。
社員に笑顔を見せて、会社の空気を明るく楽しくやさしくするのも、社長の大切な仕事。
上司がメールに書かれてあった話題を持ち出すことで、部下とのコミュニケーションを円滑にできます。
【成果3】次期経営者を見極める手段になる
社員のメールとそれに対する上司・役員の返信は、社長の私にもCCで同報するルールなので、毎週100~125通ものメールが私にも送られてきます。
私はすべてのメールに目を通していますが、「部下にどのような返信をしたか」によって、役員の視点がわかります。
経営者(次期経営者)には、次の3つの能力が必要です。
・「経営力/英語力」
・「担当事業での実績」
・「誰もがついていきたいと思うような人徳」
部下への返信の内容を見ていると、「社員とどれだけ真剣に向き合っているか」がわかるので、役員の「人徳」がわかります。
したがって、どの役員が部下から信頼されているのかを見極めることができるのです。
【成果4】企業理念や経営方針が浸透する
「今週の気づき」を開始して3年間は、私が土日のほとんどを費やして、すべてのメールに返信をしていました。
現在は、業務が多忙になったこともあって役員が返信していますが、経営理念や経営方針に関わる内容については、社長からも対応するようにしています(全社員に同報)。
そうすることで、「社長が大切に思っていること」が伝わり、会社の理念が浸透するのです。