昼食の一例。弁当ではなく3品以上の組み合わせがおすすめです(朝食と夕食の例は4ページでご紹介)

コンビニ食選びの
3つの基本

 ダイエットは1日の食べた量と質に配慮することで、より成功に近づけます。その点、コンビニで買える食品は1人分に小分けされていたり、栄養成分の表示があるので、賢く使えばダイエットにとても役立ちます。今回は、コンビニで買えるダイエット向けの食品と、それを使った実践方法をお伝えいたします。

(1)まずタンパク質が摂れる食品を選ぼう

 お腹が空いたときにコンビニで手軽に食べられるものを探すと、菓子パンや焼きそば、パスタなどに目が向きがちです。しかしこれらは炭水化物が中心で、タンパク質はほとんど含まれていません。意識してメニューを選ばないとタンパク質が不足してしまいますので注意が必要です。

 というのも、タンパク質は私たちの体作りの素となる栄養素で、ダイエット中は特に欠かせません。また、タンパク質をしっかり摂取することは満足感につながり、余分な糖質の摂取を控えることにもつながります。

 「食べたい!」と思う食品が見つかったらまずは成分表示を見て、タンパク質のグラム数を確認しましょう。1食の合計で20~30gくらい摂ることができれば合格点です。1日に必要なタンパク質量の目安は「体重(kg)×1(g)」だと意識していきましょう。

 コンビニのおつまみコーナーには茹で卵や冷奴、蒸し鶏などがあり、惣菜コーナーに行くとレバニラ炒めや豚肉と卵の炒めもの、魚の塩焼きなど意外とタンパク質を多く含む食品が揃っています。

(2)サラダコーナーには必ず立ち寄る

 コンビニ食ではタンパク質と同様に野菜が不足しがちになります。野菜に含まれるビタミン、ミネラル、食物繊維は代謝をスムーズにして太りにくい体作りに役立ちます。そこで、サラダや惣菜コーナーを見てみましょう。ブロッコリーやトマトなどの色の濃い野菜が入っていればなおよいのですが、まずはキャベツでもレタスでもいいので野菜が摂れる商品を選ぶ!という習慣をつけていくとよいでしょう。

 ポテトサラダのような、じゃが芋やマヨネーズが使われているものは「サラダ」として並んでいますが、糖質と脂質が多いので避けましょう。