ハーバード卒のすみれが推薦!
本当に使える「らくらく英語ミニ絵本」ベスト5

 ここで、「本当に使える『らくらく英語ミニ絵本』ベスト5」を娘のすみれに紹介してもらいましょう。
 比較的簡単なものからレベル1~3で表記しています。

●BEST1
「If You Give a Mouse a Cookie」(HarperCollins) 『もしもねずみにクッキーをあげると』(レベル3)

 とにかく絵が秀逸な私の一番のお気に入りの絵本
 最初に読んだのは3歳頃でしたが、シーンひとつひとつを覚えています。
 色あざやかで細かいタッチの絵、主人公のねずみの表情がイキイキしていて、くり返し読んでしまう一冊でした。
 きちんとした文章で成り立っているので、新しい単語だけでなく文章の構成まで自然と身についてしまうお得な絵本です。同シリーズの「If You Give a Pig a Pancake」(『もしもこぶたにホットケーキをあげると』)もかわいくてお勧めです!

●BEST2
「Goodnight Moon」(Two Hoots) 『おやすみなさいおつきさま』(レベル1)

 夜、寝るときに親子で読む本第1位。「Goodnight Moon」は暖色の絵がとてもきれいで、寝る前にピッタリ。絵のいたるところに仕掛けがあり、たとえば、「a young mouse」という文章が出てくる際には絵の隅っこに小さなねずみが描かれていたり、壁にかかっている絵に秘密が隠されていたり。
 何度読んでも宝探し感覚で新たな発見があり、簡単な単語を覚えられると同時に、絵と文章をいつまでも楽しめる必読の一冊です。
 どんなに寝たくない夜でも、ベッドに入るのが待ちきれなくなった一冊でした。

●BEST3
「Curious George Goes to a Chocolate Factory」(HMH Books for Young Readers) 『おさるのジョージチョコレートこうじょうへいく』(レベル3)

 言わずと知れた「おさるのジョージ」シリーズ。
 私の一押しは「チョコレートこうじょうへいく」の巻。
 子どもはまず何より絵に魅かれるので、小さなチョコの粒がベルトコンベヤーを流れていく絵や、チョコひとつずつを解説した絵などはときめきの宝庫でした。
 ジョージが必ずやっかいごとを起こすストーリー展開もシンプルすぎず、子どもの注目を集めるのに十分な流れです。
 私は小学低学年でこの本を訳し、夏の自由研究として提出しました。
 本書巻末「プレミアム特典」の15ページに自由研究の一部を収録しましたのでご覧ください。

●BEST4
「The Rainbow Fish」(NorthSouth) 『にじいろのさかな』(レベル2)

 この本も、小学生のときに訳して自由研究として提出したのですが、私は訳した記憶よりも、一緒に提出するための水槽を紙箱や厚紙を利用してワクワクしながらつくった思い出のほうが強く残っています。
 主人公の「にじいろのさかな」の他にたくさんの魚たちが登場するため、そのひとつひとつを紙でつくって、紙の箱の天井からつるしたり、石や貝殻を拾ってきて散りばめたりしながら、文章構成と海についての単語を少しずつ覚えていきました。

●BEST5
「The Very Hungry Caterpillar」(Philomel Books) 『はらぺこあおむし』(レベル1)

 日本語版も有名な鉄板の一冊。登場するカラフルな食べもののひとつひとつに、あおむしがくぐり抜けた穴が空いているのがインパクト大で、よく本を手にしては絵を眺めながら穴に指を入れて遊んでいました。
 シンプルなストーリーに簡単な単語なので、日本語訳に慣れる最初のステップとして最適な本です。