「乾杯・締めの挨拶」でしくじる人がハマる3つの落とし穴

「ちょっとした挨拶」で
しくじる人が陥る3つのポイント

 みなさんこんにちは、澤です。

 いよいよ暑くなってきましたね。通勤で汗だくになる方も多いのではないでしょうか。そうなってくると、暑気払いと称して飲みに行く機会もあろうかと思います。少人数で気軽に行く場合もあれば、かなりの大人数で所属部門の宴会、というパターンもあろうかと思います。

 その時によくあるのが「乾杯の挨拶」と「締めの挨拶」。大体その場の年長者の方やメインゲストの人物が担うことになります。

 人によっては、短いスピーチでしっかりと人心をつかんだり、ちょっと場の空気を和ませたりすることもあれば、逆におそろしく場をしらけさせてしまうという事故も散見されます。

 この「ちょっとした挨拶」は、ビジネスに直接関係はしないまでも、これでなかなかいい自己アピールの場でもありますし、逆にしくじれば余分なマイナスイメージを定着させる原因にもなります。

 今回は、皆様と一緒に宴席の際の「ちょっとした挨拶」をする時に、いかにして損をせず、むしろ効果的に自分の価値を上げることができるのかについて考えてみたいと思います。

●残念な挨拶その1:とにかく長い挨拶

 やたらと長い挨拶、皆さんもげんなりした経験があるのではないでしょうか。

 だらだらと同じような話をつづけ、もしかしてオチがあるのかな……?と思わせつつ結局「長くなってしまってすいません、このあたりで乾杯したいと思います」と突然話が打ち切られたりして、腰砕けになったりしたことが、私も何度もあります。

 私の妻が出席したある結婚式で、乾杯前の新郎新婦双方の主賓挨拶が、それぞれ30分以上続いたことがありました。

 乾杯前ということでグラスに注がれていたシャンパンの泡は完全に消え去ってしまい、手が疲れてしまってみんなグラスをテーブルに戻していたそうです(さすがに椅子に座ってしまった人はいなかったようですが)。