マックがウーバーと組んで
デリバリーを始める理由
米国でマクドナルドといえば、もっぱらドライブスルーのイメージが定着している。クルマ社会の米国らしいといえるが、今回、マクドナルドは「南カリフォルニアでウーバー・イーツと提携したデリバリーサービスを開始する」と発表した。社名からもわかるように、配車アプリ大手のウーバー・テクノロジーズ社のフードデリバリービジネス部門だ。
マクドナルドは、まずロサンゼルスを中心とする375の店舗で、ウーバー・イーツを使った宅配サービス、マックデリバリーをスタート。その後、シカゴ、コロンバス、フェニックスで順次展開する予定で、マック・デリバリーの提供店は全米で当面1000店舗に拡大する。
ファストフード業界のデリバリーサービスはすでに始まっており、マクドナルドが初めてではない。全米5位のハンバーガーチェーン店、ジャック・イン・ザ・ボックスは今年3月からサンフランシスコのフードデリバリー会社、ドア・ダッシュと提携して856店舗でサービスを開始した。
日本のマックデリバリーは2013年にスタート。現在、エリア限定でサービスを行っている。注文は1500円以上から対応し、デリバリーサービス料は300円かかる。