まず、医療機関を受診するには、医療にかかる基本料金である初・再診料がかかる。診療所を初めて受診した場合の基本料金(初診料)は2820円で、これには問診や血圧測定など簡単な検査が含まれている。加えて薬の処方をしてもらうと、「処方せん料」が1回あたり680円かかる。

 医療機関からもらう明細書を見ると、処方せん料には「一般名処方加算」という項目が加えられていることがある。これは後発医薬品を普及させるための施策で、医師が先発品か後発品かの個別銘柄にこだわらずに処方すると、20~30円が加算されるというもの。このケースでは1回20円が加算される。

 これらの合計が医療機関で薬を処方してもらうための費用で、合計3520円。70歳未満の人は1060円が自己負担額になる。

同じ薬でもケースによっては
市販薬のほうが割安になる

 では、医療機関でもらった処方せんをもって向かった薬局では、どのような費用がかかるのか。

 調剤薬局の料金は、「調剤技術料」「薬学管理料」「薬剤料」「特定保険医療材料料」という4つで構成されている。

・調剤技術料……薬剤師が薬を揃えたり、調合したりするための技術料。「調剤基本料」「調剤料」の2つで構成されている。
 調剤基本料は薬局を利用するための基本料金で、その薬局が受け付けている処方せんの枚数などによって異なり、調剤しているジェネリック医薬品の割合によって料金が加算される。
 調剤料は、内服薬、頓服薬、外用薬など薬の種類によって料金が異なる。

・薬学管理料……患者の薬歴を記録したり、服薬指導したりするときの料金。

・薬剤料……薬剤の料金

・特定保健医療材料料……注射針などの医療器具の料金。

 調剤薬局でかかる費用は、薬局の規模、薬の内容や量によって異なるが、街中にある一般的な薬局で、ロキソニン錠(60㎎)を12錠調剤してもらった場合、調剤基本料が590円、調剤料210円、薬学管理料380円、薬剤料190円で合計1370円。70歳未満の人の自己負担額は410円だ。