進化するマッチングサービスは
恋愛の“Amazon化”?

 テクノロジーを駆使して、必然的に好相性の相手とかなり“効率的”に出会えるような仕組みになっているPairs。男性会員は、約3000円の月額会費がかかるが、出会える人数の限られている合コン1回分より経済的だ。さらに、自分好みのタイプの異性と出会える確率も断然高い。

「若者は、恋愛・婚活に対しても合理的な考えを持つようになっていると感じます。Pairs以外にも、複数のマッチングサービスを併用して“恋活・婚活”することも当たり前ですよ」

 ネットでモノを買い、手元に届けられるのが当たり前になった時代。恋愛も“Amazon化”する傾向にあるのだろうか。

「誰かを好きになり愛しいと感じる人間の感情を、数字や機械的なアルゴリズムだけで導いたりフォローするのはとても難しいと考えています。なので、利用者のサービス満足度をより高めるには、テクノロジーだけでなくカスタマーケアでのサポートが必要です。Pairsでは、カスタマーケアチームの内製化を約30名体制で進めており、利用者の声をスピーディーにサービス改善へ繋げています」

「今年6月からは従来のメールでのサポートに加えて『チャットサポート』を開始し、利用者の『気軽にちょっと聞きたい』というニーズにも応えています。お問い合わせ内容は、サービスや決済方法に関するもののほか、プロフィールの書き方やメッセージのやりとりへのアドバイスまで及びます。今後は『どのタイミングでどんなデートに誘えばよいか』といった、恋愛相談までサポートできたらいいですね。より利用者のライフスタイルと気持ちに寄り添った“マッチングカルチャー”の普及を目指していきたいです」

 Amazonから届けられる商品とは違い、恋愛には、相手とマッチングした後の“その先”がある。人と人のコミュニケーションの部分まで保障してくれる「恋活アプリ」はまだ存在しないが、素敵な出会いのきっかけを与えてくれることは間違いないだろう。