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「エンゲージメント」は気持ちの問題ではない
企業の業績を伸ばす決定的な指標だ

――マルケト スティーブ・ルーカスCEOに聞く

ダイヤモンドIT&ビジネス
【第74回】 2017年11月1日
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マーケターの考えを
すぐに実行できること

――日本において、デジタルマーケティングツールを導入する企業は、まだ一部という印象です。日本のマーケティング先進企業がマルケトを選ぶ理由は、何だと分析していますか。

 いくつかの要因が考えられます。まず、マルケトは、マーケターのために、マーケターが作るソリューションであることです。

 例えばデジタルマーケティングでよく使う「ABテスト」を、メールでやりたい、あるいはWebのバナーでやりたいというマーケターの要望があったとします。マルケトであればそれらの機能は最初から組み込まれていますから、マーケター自身がすぐに試すことができます。いちいちプログラムを開発する必要がありません。高性能なマーケティング機能が実装済みで、すぐに使えることがマルケトの特徴です。

 また、マルケトはオープンなマーケティングのプラットフォームで、すでに実績のある各社の業務アプリケーションのデータを接続し、マーケティングの機能に活用できるプラットフォームとして設計しています。日本の市場はオープンなテクノロジーを受け入れる土壌があり、積極的なこともマルケトの支持を広げました。

 オープンなマルケトに対して、他のベンダーのマーケティングツールは、同一ベンダーの基盤の中で統一された技術が積み重なった「スタック」として出来上がっています。この場合、必要な機能はすべて特定のベンダーの仕様でそろえなければなりません。

――企業内のデータをマーケティング機能に接続して利用することの重要度が増しています。その目的を満たす全ての機能が使えて、企業の中でデータのやりとりがシームレスになるなら、オープンな仕組みでなくても問題ないのではないでしょうか。

 本当にシームレスならいいのですが、我々が聞いているところでは、他社のマーケティングアプリはシームレスでなく、マーケターの考えを実現しようとすると、全ての段階でIT部門が関与する必要があると聞きます。それではマーケターの要望に合うスピード感は出せません。

 我々は、常に拡張性を重視しており、サードパーティの企業が作るソリューションと接続できるようにしています。顧客企業はデータ同士をつなぐ開発をする必要がありません。つながる前提で本当に何をやりたいのか、いわゆるイノベーションに集中して、システムを考えることができます。

 その一方で、マーケティングに関して革新的なテクノロジーをいち早く導入する努力も続けています。先日発表したAIの新機能「コンテント・AI」もその1つです。

 マーケターの視点で作られた使いやすさ、新技術によるイノベーション、そしてオープン性/拡張性。この3つが、企業がマルケトを選んでくださる理由だと思います。

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