職人は、立って休憩する。
ごはんを、食べすぎない。

 仕事ができるかどうかは、1時始まりの会議で差がつきます。

 午後一に始まる会議はよくあります。

 その会議に眠そうな顔をしている人がたくさんいます。

 それは直前までお昼ごはんを食べているからです。

 こういう人は仕事ができません。

 1時半ぐらいになると、なんとなく目が開いてきます。

 仕事が早いか遅いか、すぐやれるかどうかの差は、「1時から1時半までの間のテンション」の差です。 

 ここでチャンスが大きく分かれるのです。

「お昼ごはんを食べたあとだから、眠いのは仕方がない」と言う人もいます。

 それならば、逆算して食べればいいのです。

 おなかがすいたからお昼ごはんを目いっぱい食べる人と、午後1時からスタートダッシュできるように計算して食べる量を減らせる人とで差が生まれます。

 明石家さんまさんは、仕事前にごはんをほとんど食べません。

「少食ですね」と言う人がいますが、違います。

 さんまさんがプロだからです。

 これぐらいの量ならスタートダッシュができると思って逆算して食べているのです。

 スポーツ選手も同じことができます。

 ところが、プロのサラリーマンがお昼ごはんをおなかいっぱい食べているのです。

 この時点で1時からスタートダッシュできないことがわかります。 

 逆算して食べられない人は、仕事のプロになれていないのです。

 学生は、午後の授業の始まりはみんなポワンとしています。

 先生もポワンとしているので、お互いそれでなんとなくすんでいます。

 でも、仕事の現場では、午後1時からスタートダッシュをする人がいるのです。

 ポワンとしている人は、当然その人にはかないません。

 スタートダッシュを決めるためのアイドリングができているかが、勝負を分けるのです。