清宮の口癖は○○!?
「水の一白」らしい
清宮人気の秘密
そのフレーズの答えは、『ひとつひとつ』です。
「“ひとつひとつ”いろいろなステージを踏みたい」
「目の前のことを“ひとつひとつ”しっかり自分の中でクリアしていきたい」
「“ひとつひとつ”一生懸命やりたい」
スポーツ新聞にも掲載されている彼の一問一答を見ればわかりますが、確かに清宮は『ひとつひとつ』という言葉をよく使っています。
何かの目標に対して冷静かつ確実に、近づこうとする気構えを見せているのです。
夏の甲子園出場決定後。取材陣の問いかけに対して、
「夏は6試合ですか?それなら6本は打ちたい。1試合1本です」
と発言したことからも、とにかく目標に対してストイックなのがわかります。清宮の「水の一白」としての人間性がにじみ出ていますよね。
「水の一白」の特性は純粋で、真面目で、素直なことです。
その秘めた知性と理性で、真剣にひとつの物事に向き合って、知識と経験を吸収しようとします。
清宮にも、そんな「水の一白」としての気質(姿勢)がしっかりと芽生えています。
彼がこの素晴らしい気質を保つことができれば、「水の一白」としての“引きつけ”の力も働き、プロとしての確かな「技術・知識・経験」を得て、大成することでしょう。
父とは最高の相性!?
父が大切にさせた『伝える力』
清宮幸太郎を語るうえで、もうひとり欠かせない人物がいます。
そう、勘のいい人ならピンときましたね。
清宮幸太郎の父・克幸氏(現ラグビー・ヤマハ発動機ジュビロ監督)です。
幸太郎が人気実力ともにここまで上り詰めたのは、父・克幸氏の存在を抜いては語れません。
なぜなら、そこにも「9code」(ナインコード)力が大きく影響しているからです。
克幸氏の「9code」(ナインコード)は「天の六白」です。
そして、幸太郎は「水の一白」。
これまで連載記事を読んでいただいた方ならピンときたでしょう。
この2人の関係は「9code」(ナインコード)で言う【相性(そうしょう)】の関係(互いをよい方向に成長させる)なのです。
「9code」(ナインコード)の原典である『易経』から派生する五行の法則によると、「金=天の六白」は「水=水の一白」の人の能力を活かします(金属が冷えると、水滴が生じるイメージ)。
よって、克幸氏(金)が息子の幸太郎(水)の能力を高めていく関係性だったわけです。
そう考えると面白いものです。
父の熱血指導があったからこそ、いまの幸太郎があると言えるのですから。
あるメディアの報道によると、克幸氏は幸太郎に、常に「伝える言葉の力を意識しろ」「ありきたりな言葉はしゃべるな」と強調していたようです。
その父からの指導があったからこそ、幸太郎は甲子園の選手宣誓やドラフトでの会見といった大舞台でも、あのような大人顔負けの知性あふれる「水の一白」ならではのコメントができるのでしょう。
幸太郎人気は実力だけでなく、言葉(発言)そのものにもあることも考えると、【相性(そうしょう)】の間柄であり、「天の六白」の父・克幸氏ならではの愛の手があったからと、「9code」(ナインコード)的な視点からは言えるのです。
補足ですが、幸太郎が目指している野球選手は、父と同じ「天の六白」の『王貞治』。きっと、王氏の「天の六白」としての生きざまは、「水の一白」である清宮に最高の刺激を与え、幸太郎の大成を支えてくれると、私は信じています。