衝撃!!
幸太郎は王さんと
同じ軌跡をたどる!?

 幸太郎の「9code」(ナインコード)は「水の一白」。

 今年(2017年)はバイオリズムで言うと【陽4年】にあたります(本書に生年月日さえわかれば、誰でも2034年までのバイオリズムがわかる図表を掲載中)。

 つまり、今が一番のイケイケの絶頂期です。

 幸太郎の成績と実績は申し分ないのですが、過去3年間は何をやってもうまくいく傾向にある【陽】の時期だったからこそ、輝かしい成績と実績を残せたという考え方もできます。
 肝心なのはプロに入ってからの【陽5年・陰1年(合期)】~【陰5年】です。

 来年からは【陰】の時期に入りますので、【陽】の時期に比べて、思ったことがなかなかうまくいかないこともあるでしょう。
 試練も格段に増えるはずです。
 その試練にどう立ち向かっていくかが、幸太郎のプロ生活を左右すると言っても過言ではありません。

 プロ生活を左右するキー。それは、過去の連載や本書で説明した、各時期での「部屋の概念」に沿ったすごし方にあります。

 たとえば、幸太郎は来年(2018年)【陽5年・陰1年(合期)】の時期にあたり、「六白の部屋」に入ります。
 ここは“慢心と過剰”には要注意な時期です。

 今ある人気にあやかって、慢心な心があるとすぐに足元をすくわれます。
 それに、新人だからといって過剰な練習をしてしまうと体を壊しやすい時期になります。細心の注意が必要な1年です。

 ただ、面白いと思うことがひとつあります。

 それは、幸太郎の目指している「王貞治」がプロの世界に入った時期も、王氏にとっては【陽5年・陰1年(合期)】の「(天の)六白の部屋」にいるときだったということです。
 幸太郎のプロ入りの時期が、憧れの王さんとまったく一緒なのです。

 王さんもたくさんの試練がありましたが、「各部屋」で与えられた課題をしっかりと押さえることで一本足打法などを生みだし、困難を切り開いてきました。

 幸太郎にも、王氏と同じく、バイオリズムに沿った行いで試練を乗り越えてほしいものです。将来は、世界のホームラン王になることを期待しています。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント。早稲田大学商学部卒業。
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。