私は2浪という崖っぷちに追い込まれて、この『試験テクニック』を徹底的に考え抜きました。「こういう形式の問題が出題されたら、どう解けば一番点が稼げるのか」「一点でも多く部分点を稼ぐ解答の仕方はどういうものなのか」、こういうことを試験を解きまくって考え抜いたのです。東大の問題を全科目30年分以上解き、全国の入試問題を解きまくり、様々な模試を解き尽くしました。そうやってやっと、38個の『試験テクニック』を完成させたのです。この『試験テクニック』を用いて、私は東大に見事合格。東大模試では全国4位になりました。

そして、東大に入って東大生と勉強法・試験のテクニックについて語り合い、東大内の試験の対策を行う試験対策委員会の委員長を務め、数多くの試験の試験対策を、数多くの東大生と考えることで自分の『試験テクニック』に磨きをかけました。家庭教師として『試験テクニック』を教えた教え子の受験生もみんな志望校に合格してくれました。
こういう経緯で私は、『試験テクニック』の重要性を確信しました。自分と同じように、正々堂々戦ってしまう人があまりにも多すぎる。もっと意地汚く点を稼ぎに行くべきなのです。そうすれば、「あと1点足りなかった!」とか、「ちゃんと勉強したのに成果が出ない!」とか、そういう悔しい経験をすることがなくなるのです。『試験テクニック』を身に付けることで、あなたの合否が変わるんです。

この本では、一切勉強については言及しません。「どうすれば試験で点が取れるのか」「合格できるのか」を徹底的に紹介していきます。だから、試験本番の2時間前に読んでも効果が出ますし、自分に必要な項目だけ読んでもらっても絶対に結果に繋がります。

1章では試験の2時間前に読んでも身に付けられる試験テクニックを、2章では前日の夜に読んでも効果が出る試験テクニックを、3章では1週間前に読んでも結果に繋がる試験テクニックを紹介しています。「そんなに簡単に身につくの!?」と驚く人もいるかもしれませんが、これはもう「このテクニックを知ってるか、知らないか」の世界なんです。試験テクニックを知っていれば点が稼げるし、逆に知らなければ点が取れない。知っているか知らないか、この本を読んでいるか読んでいないか、ただそれだけの差で結果が変わってくるのです。
また、試験当日の対策ということで、試験の日や前日にどういう風な行動をすれば合格しやすいかも紹介していきます。朝食べるものが違うだけで、試験の結果が変わってきてしまうことだってあります。この本は「試験の参考書」ですから、そういう細かいところまで全て紹介します。

最後になりますが、正々堂々戦って合格したい人は読まないでください。どうしてもテストで点が取りたい、どうしても合格したい、という人だけ読んでください。
「あと0.1点で落ちても何も悔しくない」という人は読まないでください。
「努力が結果に結びつかなくてもいい」という人は買わないでください。
「不合格になってしまっても別にいい」という人は古本屋で売ってください。

「悔しい思いはしたくない」「絶対に合格してやりたい!」という人だけ、読んでみてください。