ビジネスシーンにおいて言葉選びに気を使うのは、日本だけではありません。欧米でも同様に、場面や相手によってふさわしいフレーズが使い分けられます。その中でも今回は、日本人がミスしやすいpleaseの使い方について、『敬語の英語』の著者であるデイビッド・セイン氏が分かりやすく解説します。
米国では上司といえども、
部下に気を使わなければトンデモないことに!?
ビジネスシーンにおいて言葉選びに気を使うのは、日本だけではありません。欧米でも同様に、場面や相手によってふさわしいフレーズが使い分けられます。
ただ日本と米国で違う点といえば、「依頼する時」の言い方でしょうか。
日本では「上司の命令は絶対に従う」という考え方であるのに対し、アメリカでは「上司も部下も平等でフラットな関係」という考え方が強いのです。そのため上司とはいえ、「部下には気を使わなくてもOK!」という訳ではありません。また、悪気がなくても、言い方によっては相手に「パワハラ」と捉えられてしまい、部下たちから総スカンを食らうということもあります。
今回は周りの英語ネイティヴスピーカーに、自分が部下の立場だった場合、「どの言い方がイライラするか?」というアンケートを実施してみました。
次のチャートを見てください。上に行くにつれてイライラ度が増していきます。