「縁」をつなぐ
風の四緑だからこそ
大きな使命

 1984年、アジア人として初めてユニセフ親善大使となった黒柳さん。
 これ以降、毎年欠かさずアフリカ、アジアなどの途上国を訪れ、生活に困っている人たちにやさしい手をさしのべていきます。

 そしてこれらの視察の模様は、黒柳さんの得意分野である“放送”によって、日本国内や視察した国々の中で広く伝わっていきました。
 これだけでも、黒柳さんは、ほんとうに純粋な風の四緑らしい人ということがわかります。

「第1回ユニセフこども生存賞」「第1回ユニセフ子どものためのリーダーシップ賞」「勲三等瑞宝章」「文化功労者」など、実に様々な賞が黒柳さんに送られています。

 親善大使に就任することになったきっかけは、当時ユニセフ事務局長だったジェームス・グラントさんが、国連の仕事をしておられた緒方貞子さんの紹介で『窓ぎわのトットちゃん』を読んだからだそうです。

 そして、この『窓ぎわのトットちゃん』の印税をもとに設立したのが「社会福祉法人トット基金」です。
ここで就労継続支援施設の運営をしたり、「日本ろう者劇団」の支援をしたりしています。

 こうした「愛」の連鎖(縁つなぎ)を生み出していった黒柳さんのパワーには、まったくもって「スゴイ」としか言いようがありません。

 あなたの9codeが風の四緑だったらどうしますか?

 あるいは、風の四緑の部屋に入ったらどうしますか?

「どこまで人を愛せるか」
「どこまで広く遠くまであなたの念い(おもい)を伝えられるか」

 黒柳さんのことを思い出しながら、ぜひ挑戦してみてください。
 めぐりめぐってあなたのもとに愛が返ってくるはずです。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント。早稲田大学商学部卒業。
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。