考え方の見えない価値
では、コーヒーショップを例に具体的にアウトプット考えてみましょう。例えば、とした場合のアウトプットって何でしょうか?
目的:「コーヒーを通じてお客さまの幸福感や感動を創造する」
目標:「お客様満足度90%以上(顧客満足度ナンバー1)」
アウトプットを考える際には、「考え方」が大切になります。考え方とは、アウトプットの良し悪し、つまり、
○従来との違いや、特徴を示す基本方針
○何故、そのアウトプットを選択したのかという選択理由などのこと。
「報告するから報告書」のように、単に(オウム返しのように)「アウトプットをこうします」だけでは、『何で?』『他にないの?』と問いたくなります。即物的(モノを優先する考え。見えないものには価値がない的な意味)で、思考停止の状態にあるとも言えます。
「考え方」という見えないものにこそ価値があります。
実例を挙げると、メルシャンワインというお酒の話。発売当時、「夫婦の会話を楽しむワイン」というコンセプトで売り出し、世の奥様方のハートをつかみ、売り上げを伸ばしました。それに便乗して他社もワインを売り出しましたが、同じようには売れなかったそうです。
なぜか? そこには、売れるべくして売れる確固たる「考え方」があったからに他なりません。
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