新入社員を迎えて3ヵ月、すでに現場に配属になっている職場や、7月の本配属を目前に最終的な研修のところもあるかと思います。いずれにしても、4月の入社当時に次いで、新入社員の離職が多くなる時期、気を付けたいことをお伝えしたいと思います。
新しい場所や環境に、初めのうちは馴染めなかったり、慣れるのに時間がかかることは自然なことです。ゆえに、経験や時間が解決してくれるものであれば問題ありません。しかし、上司が悠長に構えていられない場合もあります。そんな時はこの先のリカバリーが難しいものになります。今年度の新入社員の傾向として、自己主張が控えめな傾向が強く、会社や周囲への事前の相談なく、急に離職へとつながるケースが想定されます。
「指示待ち」新入社員を放置していないか
「上司や先輩の関わり方が嫌だ」「職場の雰囲気に気が滅入る」。関わり方では、具体的な指示をしてくれない、指導をしてくれないと言うものが挙げられます。
「~してくれない」となると指示待ちと受け止める方もいらっしゃるとは思いますが、何も分からない状態で指示や指導が行われないのは問題です。「そのうち慣れてくると思うから」とか、「とりあえず見てて」などと言う指示は具体性がなく言われた新入社員は不安になります。