30歳で年収1000万円は当たり前!
新卒入社で5月に3ケタのGWボーナスも
今回の調査では、あくまで平均年収から算出した平均時給のため、もちろんその企業のすべての社員がその金額をもらっているわけではありません。ただ、高時給の企業に勤める社員のクチコミをみていくと、社員たちも給与の高さを実感していることがわかります。
自ら「かなり恵まれた待遇・環境」と評するクチコミもあるとおり、こうした経験をしてしまうと、転職先として視野に入れるのは、上位総合商社や外資系金融、コンサルだけになってしまうというのも致し方ないことかもしれません。
「1年目650万円、2年目900万円。ボーナスが年に3回あり、夏季冬季ボーナスに加えてゴールデンウィークボーナスもある。新卒で入社して次の月にゴールデンウィークボーナスとして、額面3桁のボーナスが入った時は非常に驚いたのを覚えている」(営業、男性、キーエンス)
「30歳1000万円。35歳1500万円。40歳1800万円。恵まれすぎている。この収入を貰える企業は日系では伊藤忠商事、野村証券くらいであろう。外資系ならコンサル、金融くらいであろう。いずれにしても時給換算するとこれほど恵まれた環境はない」(営業、男性、三菱商事)
「私の年収は900万円でした。給料を求めるなら満足出来る社風かと思います。下がる事もないので、とても良いと思います。同期の中には2000万円のメンバーも多かったです。同業他社の中でも高水準なので文句なしでした。成績は賞与にも反映させるので、年収が上がりやりがいが持てました」(営業、男性、三菱地所)
ただし、高時給や高待遇であるということは、反面でプレッシャーが大きいのも事実でしょう。ある程度の高い年収まで辿りつけても、その先に進んで出世するためには、常に成果を上げ、高評価を継続的に取り続けるなど、厳しい実力主義を生き抜かなればならない企業が多いようです。常にそうしたプレッシャーがかかる状況も、社員のクチコミから垣間見られました。
「ヴァイスプレジデント:1200万円(賞与を除く)。同世代と比較すると絶対額としては高くなる。但し、人によっては労働時間や職務遂行にかかるプレッシャーなどを勘案すると、見合った金額になっているかは疑問が残る。(アソシエイト、男性、GCA)」
今回は、「上場企業の時給ランキング2018」の上位5位を紹介しました。時給が高くてうらやましいと思う一方で、優秀な上司や同僚、部下に囲まれるなかで成果を出し続けなければならないプレッシャーがある点は、これらの企業への就職・転職を考える際に常に意識しておきたいところです。
(本記事はVorkers[ヴォーカーズ]からの提供データを元に制作しています)