みなさんは自分が働く会社の経営者のことを、どう思っていますか?尊敬、支持、不満、失望など、さまざまな感情を持っているかもしれません。では、今世間で最も注目をされている成長著しい企業の社員たちは、成長を牽引する経営者のことをどう思っているのでしょうか。

 就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」を運営する株式会社ヴォーカーズは、「社員が支持するIT社長ランキング」を発表。自社の経営者に対して、社員が感じている本音や課題にはどのようなものがあるのか。今回は成長著しい有名IT業界の経営者に焦点を当てて、Vorkersの評価項目である「経営者への提言」の社員クチコミを解析し、その経営者がどのくらい社員から支持されているのかをスコア化し、ランキングを作成しています。

 それでは、今回の解析で明らかになった「社員が支持するIT社長ランキング」を見ていきましょう。

※集計期間内(2007年7月~2018年6月)に「Vorkers」のレポート回答が10件以上ある「インターネット」「SIer、ソフト開発、システム運用」業界の企業より8社をピックアップしてランキングを作成。

1位スタートトゥデイ、2位ソフトバンク…
「社員が支持するIT社長」の魅力とは?

 支持スコア83.43で1位になったのは、アパレルオンラインショッピングサイトのZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの前澤友作社長です。2位はソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(支持スコア(以下同):68.72)、3位はサイバーエージェントの藤田晋社長(67.97)、4位には楽天の三木谷浩史会長兼社長(64.68)が続きます。

 今回ピックアップした8社の社員クチコミすべてから見えてくるのは、アグレッシブであり続ける社長への尊敬とそれを応援して一緒にがんばりたいという社員の気持ちです。一方で、カリスマ経営者だからこそ起こりうるその後の後継者問題については、社員が深刻に受け止めている様子も垣間見られました。

 以下では、上位4人の社長に対する社員クチコミを具体的に見ていきましょう。