島村 セクショナリズムの強い企業は多くあるわけですが、うまくやる秘訣を教えてください。

原田 構えずに、何でも聞きに来てよ、こっちも聞きに行くから、という関係が理想ですね。

アウトプットを意識したグループ学習で
MR認定試験にトライ

島村 委員会活動以外にはどのようなことをされていますか。

原田 グループ学習をずいぶん前から取り入れています。最近は中学校などでも、反転教育といって予習を前提とした授業が行われていますが、それを約9年ほど前から取り入れています。

 MRとして活動するために、公益財団法人MR認定センターが実施するMR認定試験への合格を目指して学習しています。そのための学習も座学ではなく、グループ学習で行わせています。

島村 具体的な進め方を教えて下さい。

原田 まず、翌日の学習範囲について予習をしてきてもらいます。朝、その範囲のテストをして、できなかったところを見直してもらいます。そこからグループに別れて、その範囲をお互い教え合います。同時に、グループごとに発表する課題を与えておき、みんなが理解できるような発表ができるよう求めます。最後に、再び確認テストを行います。これが基本的な学習サイクルになります。毎回、必ず発表する機会があるので、アウトプットの力は確実に上がっていきます。

 今年からは、さらに前日実施した確認テストと全く同じテストを、朝一番に復習テストと称して実施することで、記憶を定着させる工夫をしています。この方法は、実施する我々にとっても最小限の時間で実施できるところがミソです。

島村 グループ学習をする上ではどのような工夫をしていますか。

原田 グループ構成には気を遣っています。新入社員には薬学部出身者もいれば、文系学部出身者もいますので、各グループに一人は薬学部出身者を配置するなど、バランスを考慮しています。