Aさんのように食事量が極端に少なく、欠食が多くなると、体は飢餓状態になるので少しの栄養で体を動かす「省エネモード」に切り替わります。そうなると体は、次に栄養が入ってきたら、今度いつ得られるかわからないので体に蓄えるようになります。それほどたくさん食べていないのに痩せないというのは、すでにこの省エネモードに入っている証拠です。

 また、朝食を食べないことで体温が上がらず体のスイッチがONにならないので、胃腸の働きが悪くなる→胃もたれ→食事量減少→栄養不足→疲れが取れない→朝起きられない、という負のスパイラルに陥ってしまっています。

 Aさんの場合は車移動とはいえ、荷物の上げ下ろしなど体を動かす作業もあるので、消費するエネルギーは多い方でしょう。食事を3食意識して取ることで、効率よくエネルギーが使われるようになるので、1日3食へと食習慣を変えるだけでも減量につながることもあります。

意外に簡単に始められる
3つの改善ポイント

 では、Aさんは具体的には何から始めればよいのでしょうか?

(1)朝食に何か食べる

 まずは朝何か食べることで体温を上げて、体のスイッチをONにしてあげましょう。ご飯にハムエッグ、サラダ、味噌汁のような朝定食の形が理想的ですが、何も食べていないところからだとハードルが高すぎるので、まずは何か口に入れられればOKです。

 野菜ジュースや豆乳などの飲み物から始めて、フルーツヨーグルト、野菜、茹で卵などと固形物に移行できるといいですね。起きてすぐ食べるのが難しければ、おにぎりを持たせて、始業前に食べるようにするのもおすすめです。