米イリノイ州オークブルック在住のコンサルタント、アーナンド・カレルカル氏(37)が大手保険会社で新しい仕事に就くと、社内からインスタントメッセージや電子メールが次々に舞い込み、カフェテリアでは自己紹介をしたがる同僚が相次いだ。間もなく、カレルカル氏は自身の人気の理由に気付いた。多くの同僚は同氏がマイクロソフトの表計算ソフト「エクセル」の達人だと聞きつけ、手に負えない表計算シートやピボットテーブルをどうにかしてほしいと助けを求めてきたのだった。「次々と人がやって来ては『エクセルが得意だと聞いたよ』と言う」とカレルカル氏。最近は「遠回しに不満を伝えるように」なり、助けを求める人には「ここに来る前にグーグルで調べて」と言うようになったという。