米ダラス地区連銀のロバート・カプラン総裁は9日に行われたウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、政策金利を今後3回引き上げ、それから米経済の安定を維持するためにさらなる利上げが必要かどうか判断することが望ましいとの見解を改めて示した。総裁は「何か変化が起きない限り」、今年12月と来年3月および6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げすべきだと述べた。この筋書きをたどれば、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は2.75%〜3%に達する。それ以上の利上げが必要かどうかを同総裁は今から9カ月間かけて考えることになる。カプラン総裁は、金融政策姿勢を景気刺激的なものから景気抑制的なものに変更する転換点を正確に把握するのは難しいと述べた。この問題について考える上では、緩やかに推移している生産性の伸びが重要になってくるとした。
FRB利上げはあと3回を支持=ダラス連銀総裁
有料会員限定
あなたにおすすめ